初めて駅を出る時は驚きますよ【木造駅舎カタログ】関西本線11/168 笠置駅

2022.05.30

※2020年12月撮影

トップ画像は、関西本線笠置(かさぎ)駅。駅舎の真ん前に笠置町が設置した「太平記元弘の乱 笠置山合戦」のジオラマがあって、初めて駅を出る時は驚かされます。奥の右が笠置駅の出入口。

※2020年12月撮影

後醍醐天皇が鎌倉幕府に対して笠置山に籠城。20倍以上の幕府軍に囲まれて天皇側は敗退。後醍醐天皇は隠岐島に流されます。山陰本線の木造駅舎に登場する名和駅近く、名和一族を頼って隠岐を抜け出した後醍醐天皇は上陸し挙兵。鎌倉幕府をたおして建武の新政を始めたと教科書で習ったことを思い出しました。

駅前のジオラマに驚きましたが、青春18きっぷで笠置駅を降りて一番驚いたのは、同時に列車から降りた老婦人が「駅員さんに言っちゃダメよ」と言ってスタスタと構内跨線橋とは逆の加茂駅方面に歩いて、ホームを降りて線路を歩いて行ってしまったことです。筆者がビックリしていると「駅を出ると家がすごく遠回りになるのよ」と笑っていました。

駅出入口。2017年(平成29年)にリニューアルされた駅舎には、入って右側にカフェがあります。この日は月曜日のお昼過ぎでしたが「CLOSE」の札がかかっていました。

※2020年12月撮影

笠置駅は、1897年(明治30年)関西鉄道の駅として開業。他の駅と同様に関西鉄道の国有化と線路名称制定で関西本線の駅になります。1955年(昭和30年)現在の駅舎に改築されます。国鉄分割民営化でJR西日本の駅になりました。

左の観光案内の大きな看板の左に合戦のジオラマがあります。

※2020年12月撮影

西側から。駅舎とジオラマの位置関係が分かります。

※2020年12月撮影

ジオラマの背後に栗栖天満宮という神社への入口があります。

※2020年12月撮影

駅前ロータリーの中央に円形の「印」があります。

※2020年12月撮影

東側。2017年(平成29年)のリニューアルで駅舎には木材が貼られて木造らしい雰囲気になっています。それ以前は灰色のモルタルっぽい処理でした。もちろん現状の方が数段木造駅舎らしい魅力があります。

※2020年12月撮影

駅前ロータリーの外側から。

※2020年12月撮影

この笠置駅は京都府にあります。お隣の加茂駅から終点のJR難波駅まで関西本線は電化され1988年(昭和63年)から「大和路線」という愛称で呼ばれる区間になります。

「大和路線」では、東京の中央線沿線で育った筆者には懐かしい201系電車に乗ることができます。京都府、奈良県、そして大阪府に入る路線。都会に向かうのですが一駅だけ木造駅舎があります。

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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