アルピコ交通(松本電鉄)上高地線の終着駅、新島々駅。

この新島々駅は、その西にそびえる北アルプス、乗鞍岳・上高地・白骨温泉などの絶景へと誘うバスと電車の中継地点。

電車からバスへ、バスから電車へ、新島々駅での乗り換え時間にちょっとおもしろい物件をホームまわりで探してみた。

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まずは車両。いまアルピコ交通は3000形電車(もと京王3000系)2両編成4本が担っている。

ちなみに、そのうちオレンジ色の1本は……

ちなみに、そのうちオレンジ色の1本、モハ10形イメージ塗装編成は、0キロポストがある松本駅で動かずにいる。

アルピコ交通 上高地線は、松本駅の南にある田川橋梁が大雨で変形したため、松本~渚の間をバスが代行している。

モハ10形イメージ塗装編成は、その松本~渚の間で取り残された1本で、4本あるうちの3本が、渚~新島々を行き来している。

話を新島々駅に戻して

ホーム1面2線の新島々駅を発着する電車は、改札口から遠い側の線に入る。画像↑↑↑の電車は、いったん乗鞍方に引き上げて、改札側の線路に入った留置電車。

この線は、画像のように、松本方のレール1本に噛まされた車止めに遮られ、松本方へと出ることができない。

その車止めのとなりには、ぼろぼろの「構内留置 スコッチ」と記された箱。雪に埋もれないように高い位置におくみたい。スコッチとは、鉄道車両移動防止用の手歯止めのこと。

また、上高地・乗鞍方面へと行くアルピコ交通バス停留所には、日野セレガ・いすゞガーラのバスをイメージしたラッピング自動販売機がある。

さらに線路のむこうには、昭和電工 赤松発電所がある。この変電所は、アルピコ交通(松本電鉄)とは関係ない施設という。

なぜ新島々変電所ではなく、赤松変電所と名乗るか―――などは、またこんど。

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画像:鉄道チャンネル
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