現行の100系スペーシア(左上)、1720系デラックスロマンスカー(右上)、記念乗車券(下)

東武鉄道は2021年11月4日、100系スペーシア101編成を「デラックスロマンスカーカラー」スペーシアとして運行すると発表した。運行開始は2021年12月5日(日)予定。

デビュー30年を迎えた100系スペーシアと200型りょうもうの活躍を記念し、日光線・伊勢崎線で活躍した歴代車両を振り返る「リバイバルカラー車両企画」の第3弾として実施するもの。1720系デラックスロマンスカーをイメージし、ロイヤルベージュにロイヤルマルーンのラインを配した暖色系のカラーリングに塗装する。

1720系デラックスロマンスカーは、1960年に日光線の特急列車として運行を開始した。高級感漂う暖色系の色調や、独特なボンネットタイプと呼ばれる前頭部のスタイルなどで知られている。日光・鬼怒川エリアへのアクセス特急として31年間にわたり活躍し、スペーシアに後を譲った。

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車内設備にも工夫が凝らされており、乗降口には折り戸式自動扉、車両間の貫通路には完全自動のマジックドア、座席にはシートピッチ1100ミリのリクライニングシート、台車には空気ばねを採用し、乗り心地にも配慮した。3両目にはジュークボックスを設置したサロンルームも備えていた。

今回の「デラックスロマンスカーカラー」スペーシアの登場にあわせ、東武鉄道は12月5日より東武線55駅で記念乗車券も発売する。発売数は3,000セット、価格は1セット3,000円(税込)。

また同日は「2021東武プレミアムファンツアー」も開催予定。南栗橋車両管区で車両撮影会や鉄道グッズ抽選販売、工場見学などを行ったのち、同車両管区内留置線からいずれかの「リバイバルカラー車両」で北千住駅へ向かう。募集は11月5日からで、東武鉄道公式ファンクラブでは会員先行募集が行われる。

画像:東武鉄道
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/