阪急阪神ホールディングスグループのアイテック阪急阪神は、千葉・幕張メッセで開催中の鉄道技術展2021で、鉄道クラウドプラットフォームのデモンストレーションを公開した。

同社の鉄道クラウドプラットフォームは、鉄道分野の情報を一元化し、シームレスな鉄道業務が実現させるシステム。

これまで組織別に管理されていた情報を鉄道クラウドへ集約。たとえば、駅カメラや駅放送、車載カメラ・車地上伝送、デジタルサイネージ、旅客案内表示といった映像・音声系ネットワークをはじめ、線路閉鎖や定発機、勤怠データなどの業務データ系、軌道回路・変電所・踏切データなどの設備監視・IOTネットワークなどを、鉄道クラウドへ集約。

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必要な情報を組み合わせて表示することで、いつでもどこでも司令業務が行えるようになる点が同システムのアドバンテージだ。

デモ展示では、運転指令・施設指令・電力指令・駅指令といったこれまで別々に扱っていた指令情報が、ひとつのモニターに映し出されているシーンを紹介していた。

同社は、この鉄道クラウドプラットフォームで「これまで都市間を結ぶ鉄道を軸としたまちづくりから、情報通信インフラをベースとしたまちづくりへの転換を図る」という。

画像:鉄道チャンネル
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/