2021~2022年の〝鉄道年越し〟は秩父鉄道で オリジナル日本酒とフルーツワイン SLには喜寿祝うナンバープレート
〝東京から一番近いSL〟がキャッチフレーズの、秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス」。これからもイベント満載で、年をまたいで辛党向けのこんな催しが予定されている。
秩父鉄道とグループの秩鉄商事は、 SLパレオエクスプレスの冬季特別運行(2021年12月24日~2022年1月10日の土日曜日と祝日を中心とする9日間)を記念するオリジナル商品、「秩父錦(日本酒)」と「フルーツワイン(果実酒)」を発売中だ。
パレオエクスプレスをけん引するC58 363は1944年製で、2021年に喜寿(誕生から77年)を迎えた。喜寿の祝賀色は紫で、SLが紫色のナンバープレートを掲出して運行するという、撮り鉄向けの話題もある。
秩父錦は720ミリリットル入りでやや辛口、フルーツワインは750ミリリットル入りでやや甘口と、飲み口に違いがある。どちらも冷酒で味わうのが基本(秩父錦は常温でも)。ラベルには秩父錦が力強く走行するSL、フルーツワインが駅を通過するSLをデザインした。
パレオエクスプレス関係のイベントでは、2022年1月1、2の両日、「SL初詣号」として、特製ヘッドマークを付けて運転。特に元日の1日は日章旗を掲出する。乗客には特別記念乗車証を進呈。続く1月3日は「SL秩父錦号」としての運行で、SLにはヘッドマーク、車内では試飲と日本酒販売を行う。
この後も、1月8日は地ビール列車SL「SL秩父麦酒号」、1月10日は秩父エリアのいちご狩りをPRする「SLちちぶストロベリーエクスプレス」を運転。1月1~10日は、塗り絵募集への応募作品を車内の広告枠に掲出して運行する。
画像:秩父鉄道
記事:上里夏生