沿線の名峰・宝登山に山頂テラスが誕生 秩父鉄道が来月7日「すさびのテラス」オープン(埼玉県長瀞町)

埼玉県北部を走る秩父鉄道沿線を代表する観光スポットといえば、荒川のラインくだりと梅の名所として知られる宝登(ほど)山(いずれも埼玉県長瀞町)。渓流くだりの観光船と宝登山ロープウェイは、いずれも秩父鉄道が運航(運行)する(船は直営、ロープウェイは系列会社)。
今回ご紹介するのは、宝登山観光のニュース。秩父鉄道は2025年7月7日、標高468.8メートルの宝登山山頂に展望テラス「SUSABINO(すさびの)テラス」をオープンする。
「すさび(すさぶ)」は、気の向くまま楽しみ、気晴しすることを意味する古語がルーツ。テラス眼前に広がるのは、秩父の名峰・武甲山や秩父連山、長瀞渓谷の景観だ。
テラスは三段構成。下段のリトリート(=リフレッシュ)ラウンジは、ソファを配し自然を身近に感じられる。中段のチルアウト(=リラックス)ベンチは、「空を仰ぐ」をコンセプトに設計。背もたれに身をゆだねれば、視界いっぱいに青空が広がる。上段のフォトフィールドは、文字通りの〝映えスポット〟といえる。
秩父鉄道などは新テラスのオープンにあわせて、山頂レストハウスにオリジナルドリンクやメニューを用意。オープニングキャンペーンでは、7月7日から夏休みを挟んだ9月30日までテラス画像やショート動画を撮影・指定されたタグをつけてSNSへ投稿すると、抽選で賞品をプレゼントする。
長瀞は、秩父鉄道がJR高崎線と接続する熊谷から約50分、東武東上線と接続する寄居から約15分、西武秩父線と接続する御花畑から約20分。日帰りで宝登山とラインくだりの両方を十分に楽しめる。
記事:上里夏生
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