テニス全豪オープン開催中のメルボルン、世界最大級の路線網をもつ路面電車で行く
テニス4大大会のひとつでシーズン最初のグランドスラム 全豪オープンは、いまオーストラリア・メルボルンのメルボルン・パーク(Melbourne Park)「Australian Open Tennis Courts」で、熱戦のまっただなか。
そんなメルボルン・パークへは、メルボルンの鉄道ターミナルでオーストリア最初の鉄道駅として開業したランドマーク、フリンダース・ストリート駅(Flinders Street station)から歩いて15分ほど。
オーストラリア第2の都市、メルボルンの人たちのオアシス―――ヤラ川に沿って歩いていくのもいいし、世界最大の路線網を誇る路面電車「Yarra Trams」に乗っていくのも楽しい。
路線長250km、軌間1435mm、停留所数1763、24のルートを持つYarra Trams
この Yarra Trams は、路線長250km、軌間1435mm、停留所数1763、24のルートを持つ路面電車ネットワーク。
Yarra Tramsの車両は9形式。A-Class(1両、Comeng製)、B-Class(2両、Comeng製)、C-Class(3両、Alstom製)、C2-Class(5両、Alstom製)、D-Class(3両、Siemens製)、D2-Class(5両、Siemens製)、E-Class(5両、Bombardier Transportation製)、W-Class(Melbourne & MTB製)、Z-Class(1両、Comeng製)。
1950年代生まれの“W”と、2000年代の“D2”や“E”が同じレールの上を走っている。
こうしたバラエティに富んだ Yarra Trams に乗るには、日本の Suica などの交通系ICカードと同じように、電子マネーカード「myki」にチャージすることから。
自分が乗りたい電車がやってきたら手を上げ、電車がとまってドアが開いたら、ドア付近にある受信機にカードをタッチ。
乗車・降車を確認すると、運転士はクラクションを鳴らし、走り始める。
おもしろいのは、電車から降りるとき。たとえば、座席上に張られている紐を引っぱって、乗務員に「次の駅で降ります」と伝える。
―――次は各路線や在来線の電車に乗って、カフェやローカルへと、でかけてみよう。
<オーストラリアの旅>
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(※同シリーズの画像はすべて許可を得て撮影しています)