※2022年1月撮影

トップ画像は、外房線安房小湊(あわこみなと)駅。内房線の終点、安房鴨川駅を通り越して外房線の安房小湊駅に到着したのが16時半。流石に夕刻。駅舎が撮れるのかな・・・と思って来ましたがどうにか撮影できました。

安房小湊駅は県道285号線沿い、外房線の海側にありました。背中側、50mに国道128号線が東西に走り、波打ち際「内浦海水浴場」までも100mちょっとです。

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駅前広場があります。シックな木造駅舎です。しかし、2009年(平成21年)に実施された駅舎改修以前の写真を見ると正に内房線の明るい水色屋根瓦の木造駅舎だったのです。形は今とほぼ同じです。

※2022年1月撮影

外房線は、起点が千葉駅、終点は内房線と接続する安房鴨川駅までの93.3km。千葉駅から蘇我駅までは内房線と並走。そこから房総半島を東に横断して大網駅を経て上総一ノ宮駅。勝浦駅からは西に向きを変えて安房鴨川駅で内房線と接続しています。

横須賀線逗子駅から1日に7本ほど外房線経由上総一ノ宮行が運転されています。これに乗ると坐ったまま2時間25分ほどで終点の上総一ノ宮駅に到着します。普通運賃は2310円(2022年1月時点)。青春18きっぷで一度ノンビリ乗ってみようと思っていますがまだ果たせていません。

安房小湊駅は、安房鴨川駅から2つ目。一つ先は廃園になった行川アイランドがあった行川アイランド駅です。

※2022年1月撮影

駅名看板の下、駅舎出入口、かと思いましたが、駅舎改修後は「待合室入口」という札が掛けられています。

※2022年1月撮影

左側の「改札入口」が駅出入口でしょうか。まぁ、中で待合室とは繋がっているのですが。

※2022年1月撮影

青春18きっぷを提示してホームに出ましたが、寒いの何の。構内跨線橋で2・3番のりばの島式ホームに渡りましたが、剰りの寒さにソソクサと撮影終了。宿に向かうことにしました。

しかし、日頃の習慣で素泊まり(朝食付)の予約をした今夜の宿。予め地図で見ても徒歩で行ける範囲内に飲食店がありません。コンビニで夕食を買って行きました。

お風呂で冷え切った身体を暖め、暖かい部屋でコンビニで買った弁当を食べました。MacBookで明日の予定を確認します。天気予報で翌日は寒気団が雪を降らせると言っています。これが夕方から急速に冷え込んだ原因の様です。問題は廊下がすごく寒いのです。それでもファンヒーターが動いています。

さらに暖房の無い共同トイレはほぼ外気温。つまり深夜には氷が張る様な温度なのです。トイレに行く度に厚着をするのも面倒なので極力水分を控えて寝ました。

しかし翌朝7時、部屋に運ばれた朝食を美味しくいただきました。これで一泊4800円は安い!

※2022年1月撮影

アサリ汁が美味。左上には鮑も付いてます。超満腹です。夕食が5000円程だったので豪華な海鮮料理を食べればよかったかなぁ・・・。

※タイトルは『木造駅舎』となっていますが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎だけをとりあげているワケではございません。あくまでも筆者が気に入った駅舎を恣意的に選ばせていただいています。外観が明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎カタログ】のまま進行いたします。悪しからずご了承ください。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)