JR九州は2022年秋開業予定の西九州新幹線において、各駅及び新幹線車内でオリジナルの発車メロディー・車内メロディーを導入する。

作曲を担当するのは向谷実さん。現在の九州新幹線各駅(新鳥栖~鹿児島中央間)、博多駅(在来線)、D&S列車などの車内放送で使用しているメロディーも氏が担当している。

発車メロディーは西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)各駅の新幹線ホームで発車時の案内放送に使用される。車内メロディーは新幹線車内における駅到着時などの案内放送で使用。

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各メロディーのコンセプトは下記の通り。

<武雄温泉駅>
1300年の歴史がある武雄温泉のシンボルであり、竜宮城を思わせる朱塗りの武雄温泉楼門をイメージして制作

<嬉野温泉駅>
塩田川を中心に数多くの旅館やホテルが軒を連ね、九州屈指の名泉「日本三大美肌の湯」で知られる嬉野の温泉街をイメージして制作

<新大村駅>
新大村駅を中心に発展する駅周辺や新興住宅など新しい大村の魅力を感じられるようにポップな感じで製作

<諫早駅>
電子機器や半導体工場など発展する産業と島原へのアクセスなど観光やビジネスのハブとしての駅でもあるため、ややモダンな感じで制作

<長崎駅>
国指定の重要無形民俗文化財「長崎くんち」の銅鑼(どら)で始まり、途中、鎮魂の意味で浦上天主堂と大浦天主堂の鐘の音が鳴り、旅の思い出を感じてもらえるよう3拍子の軽快な感じで制作

<車内メロディー>
新たに誕生した西九州新幹線をイメージし、西九州から新しい風が吹くイメージで制作

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