※2009年12月撮影

トップ画像は、JR東海高山本線杉原駅駅舎の氷柱。

青春18きっぷ鉄道旅に夢中になって同じ年に3度目の青春18きっぷ鉄道旅に出ました。今度は冬の高山本線を北上します。武蔵小金井駅を5時頃出発。東海道本線で岐阜駅に昼過ぎ到着。

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当時はJR東海さんにもキハ40系が使われていました。国鉄分割民営化でJR東海には、59両のキハ40系が受け継がれています。2016年(平成28年)に全車両が引退、もうJR東海色のキハ40系を見ることはできません。

青春18きっぷ鉄道旅Vol.3初日は、普通列車に555.3km乗りました。高山で一泊。

翌日は冬至の朝。新しい駅舎に建て替えるために2014年(平成26年)に解体された旧高山駅舎。

※2009年12月撮影

地面はアイスバーン状態。地元の女子校生が目の前でハデに転んだので驚きました。

※2009年12月撮影

個人的には2016年(平成28年)から使われているモダンな駅舎よりも、こちらの方が「飛騨高山に来た」という感じがしました。

※2009年12月撮影

除雪車両。旧国鉄時代に造られたDE15形ディーゼル機関車。DE15 1541/1531です。この4年後、2013年(平成25年)に廃車・解体されています。

※2009年12月撮影

07:39高山発の猪谷行に乗りました。先頭車両はキハ48 6813でした。

雪深い角川駅、2011年(平成23年)簡易駅舎に改築されて現存しない木造駅舎が車窓から見えました。

猪谷駅はJR東海とJR西日本の接続駅。ひとつ手前の杉原駅で列車交換のために停まります。ホームの雪に驚きました。

杉原駅は岐阜県最北端。駅舎の屋根に雪が積もっています。昭和7年(1932年)駅開業時の木造駅舎。長い期間この雪の重さに耐えてきたワケです。

※2009年12月撮影

駅前は細い道で左上に旧国道360号線が通っています。雪が音を和らげる上、ほとんどクルマは駅の線路側を流れる宮川対岸の国道360号線(新道)を通るのでとても静かです。

聞こえるのは氷柱から滴る水音。右の駅舎の氷柱がトップ画像です。

※2009年12月撮影

猪谷駅でJR西日本のキハ120系に乗り換えて富山駅。北陸本線に乗り換えて敦賀駅まで3時間半ほど。北陸新幹線開通前です。敦賀駅からは小浜線で東舞鶴駅。山陰本線に乗り換えて22時過ぎに鳥取駅に到着して2日目は終了。餘部橋梁が新しくされる前でしたが通過は夜間、残念ながら暗くてよく見えませんでした。2日目は高山駅~鳥取駅で544.3km乗りました。

※使用している写真は筆者がプライベートな旅で撮った古いスナップです。

※コラムなどで既に使用した写真が含まれています。

※タイトルは『木造駅舎』となっていますが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎だけをとりあげているワケではございません。あくまでも筆者が気に入った駅舎を恣意的に選ばせていただいています。外観が明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎カタログ】のまま進行いたします。悪しからずご了承ください。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)