東京都墨田区で創業、または区外から墨田区へ移転・移住するだけで「人情が受け放題」になる人情サブスクリプションサービス墨田区「サブス区」プロジェクト。

墨田区「サブス区」プロジェクトは今回、STEAM人材育成事業の一環として、夢を持つ小学生が、区内の町工場や経営者、起業をめざす学生たちと協力しながら、夢をカタチにすることに挑戦する「サブス区 小学生スタートアッププロジェクト2021」を発足。

2021年7月~12月の約半年間、書類選考で選ばれた5人の小学生がそれぞれの夢をスタートアップすることに挑戦。

そして3月29日(サブスク)から、この小学生たちの「夢とアイディア」をカタチにしてくれる企業・協力者を募集する。

実際に実現させたい小学生たちの「夢とアイディア」は次の3つの計画。

1.『お母さんの味を宇宙食に。』十都詩織さん(墨田区立押上小学校4年生)
2.『オルゴールの魅力を広げる。』奥村海璃さん (墨田区立緑小学校5年生)
3.『小学生の居場所をつくる。』小山創楽さん (墨田区立言問小学校4年生)

『お母さんの味を宇宙食に。』十都詩織さん

宇宙でも家庭の味を楽しめるような宇宙食を開発したい―――。

きっかけは、宇宙漫画を読んで、宇宙にあこがれを抱いたこと。

宇宙飛行士だって、お母さんの味が恋しくなるはず。そう考えて、まずは自分の大好物「おばあちゃんのロールキャベツ」を宇宙食化することに挑戦した。

そこで、このアイディアを事業として引き継いでくれる企業・協力者を募集する。興味がある人は、墨田区サブス区係(SUB@city.sumida.lg.jp)へ連絡を。

『オルゴールの魅力を広げる。』奥村海璃さん

オルゴールを昔みたいに広めたい。「オルゴールといえば墨田区」とイメージできるまちにしたい―――。

ものづくりのまち墨田区の職人たちの手を借りながら、世界にひとつだけのオルゴールをつくり、販売することに挑戦した。

そこで、このアイディアを事業として引き継いでくれる企業・協力者を募集する。興味がある人は、墨田区サブス区係(SUB@city.sumida.lg.jp)へ連絡を。

『小学生の居場所をつくる。』小山創楽さん

小学校3年生以上が、放課後や夏休み・冬休み・春休みを全力で楽しめるプロジェクトをやりたい―――。

彼が取り組むスタートアップは、まだ道なかば。いまも協力者を探している。
・子どもたちが遊ぶ際の、引率者になってくれる人
・長期休みに、子どものための「まちゼミ」をやってくれる人
・雨の日に遊べる場所を貸してくれる人
・クラウドファンディング開催に協力してくれる人

協力できる企業・協力者は、墨田区サブス区係(SUB@city.sumida.lg.jp)へ連絡を。

「アジャイル・スクラムという組織開発の作法」

◆山本 亨 墨田区長からのコメント

墨田区は、あなたの「夢」を応援し、支えてくれる人が見つかる「人情」にあふれるまちです。参加してくれた小学生のみなさんも、このプロジェクトを通じて、区内の事業者さんやiUの学生さんなど、自分の「夢」を応援し、支えてくれるたくさんの人たちと出会えたことと思います。ぜひ、この経験をこれからの生活に活かし、世の中に広め、墨田区をもっと盛り上げていってください。

◆一橋大学 野中郁次郎 名誉教授 経営学者からのコメント

みなさんの活動を見て感動しました。「異質な人とペアを組む。」「対話を繰り返し、素早くつくって検証する。」「失敗を恐れず、経験を重ねる。」といったことが、できていたからです。これは実は、一人ひとりが主人公になってイノベーションを生み出すために必要な、アジャイル・スクラムという組織開発の作法です。職人のまち墨田区には、文化として根付いているのだと思います。今後も、ぜひこの墨田スピリッツを発信してください。

◆iU(情報経営イノベーション専門職大学)中村伊知哉 学長からのコメント

小学生に3つのことを教えられました。「つくること」「動くこと」「元気であること」の大切さです。なにかを自分で「つくる」人、考える前にまず「動く」人、世界中が「元気」がないいまをチャンスと見て挑戦する人、そんな人たちが次の世の中をつくるはずです。ぜひこの活動を続けて、次のチャンスをつくって欲しい。そうすれば、墨田区はもっと発展するだろうと思います。

◆墨田区『サブス区』プロジェクト公式サイト:https://subs-ku.jp/