【木造駅舎コレクション】番外編 飯田線秘境駅号 田本駅他 12/168

2022.04.12

※2022年3月撮影

トップ画像は、JR東海飯田線田本駅、単式ホームに停車する急行「飯田線秘境駅号」。豊橋駅側の97番トンネル上からのカットです。秘境駅関連の写真である種見慣れた光景かもしれません。

秘境駅号は、14時25分田本駅に着きました。停車時間は17分です。

先頭車両の辰野駅側には、98番トンネル、99番トンネルが続いています。ホームがトンネルに挟まれているのは大嵐駅などと共通しています。西側は天竜川、東側は断崖絶壁というのも秘境駅の共通項でしょうか。

※2022年3月撮影

駅名標。

※2022年3月撮影

田本駅は、1935年(昭和10年)三信鉄道が停留場として開業。1941年(昭和16年)太平洋戦争の国家総動員法に基づく改正陸運統制令による戦時買収で1943年(昭和18年)国有化され飯田線の駅に昇格。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東海に引き継がれています。

JR東海さんの案内誘導で秘境駅ファンは行列を作って粛々と進みます。右トンネル上の空間(黄色い矢印)に向かっているのです。トップ画像はここから撮影しました。田本駅は秘境駅号で最も撮影ポイントが限られているのです。

※2022年3月撮影

上に上る階段は人一人が通れる広さなのでJR東海さんの誘導で安全に交替の上り下り。

※2022年3月撮影

ようやく順番が来て写真を撮りますが、待っている方がいるのでシャッターチャンスは限られます。

※2022年3月撮影

ホームに降りて車内に戻ります。

※2022年3月撮影

14時42分に田本駅を出た秘境駅号は11分で金野駅に到着。この駅の停車時間は、7分です。

※2022年3月撮影

駅の周辺に民家は見当たりません。駅名の金野の集落は、駅南東方向に約3.5km離れています。三信鉄道は当初集落付近に線路を敷こうとした様ですが天竜川が抉った複雑な峡谷に阻まれたのです。JR東海さんと飯田線で最も乗降客が少ない駅だという話をしました。

※2022年3月撮影

7分はすぐに過ぎてJR東海さんの呼びかけで秘境駅ファンは車両に戻ります。

※2022年3月撮影

車掌さんが、駅に到着する前に「駅名標に触ると金運がアップしますよ」と案内放送をしたので大勢の方が順番待ちで駅名標に触れていました。ようやく出発間際に撮れました。

※2022年3月撮影

金野駅も三信鉄道が停留場として1932年(昭和7年)に設置。国有化された際に駅に昇格。国鉄分割民営化でJR東海に継承されています。

さていよいよ秘境駅も最後の千代駅を残すのみとなりました。

※木造駅舎などJR東海さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)『長野県鉄道全駅 増補改訂版』(信濃毎日新聞社/2011)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)


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