「浦和美園駅から歩いて20分ぐらいかな。見事な EF66 と EF81 がいるよ。行ってみな!」

そう教えてくれたのは、埼玉高速鉄道 荻野洋 代表取締役社長。

SR 荻野社長は、次世代自動車・スマートエネルギー特区 スマートホームコミュニティ先導的モデル街区「浦和美園 E-フォレスト」の街開きセレモニー(さいたま市/中央住宅(ポラスグループ)/高砂建設/アキュラホーム/Looop)に来賓として祝辞を述べたあと、こう話してくれた。

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この街ネタの話題以外にも、びっくりするような埼玉高速鉄道の今後の話を教えてくれたから、それは別で記すとして、「浦和美園 E-フォレスト」現場を離れて、イオンモール浦和美園の先へと歩いてみる。

と! 突然、そのブルトレ名機たちが!

な、な、な、なんじゃこりゃーーーーっ!!

見事にきれいにカットされて、美しい状態で並ぶ、電気機関車 EF81形10号機と、EF66形45号機。

しかもヘッドマークは、エキスポライナー(つくば万博)のそれを想わせる、かわいい雰囲気。

このヘッドマークからわかるとおり、実はここ、網膜硝子体疾患の手術、小児眼科に力を入れる「ほしあい眼科」(埼玉県さいたま市)の保存展示物。

白内障、緑内障、ロービジョンケア、一般眼科などの幅広い目の悩みも聞いてくれる「ほしあい眼科」のコレクションで、このほかにもいろいろ鉄道物件が!!!!!

ほかの鉄道物件はまた別で記すとして、この2機の電気機関車。

EF66形45 は1974年、川崎重工業兵庫工場・富士電機で製造。下関運転所などを拠点とし、寝台特急 あさかぜ などのブルートレインの先頭にも立った。

EF81形10は1969年、日立製作所水戸工場で製造。こちらは富山機関区などを拠点とし、日本海縦貫線の貨物列車などの先頭にも立った。

EF66は台車1軸だけ残した短めのカットということで、パンタグラフはなし。EF81は台車2軸ぶんを残しパンタグラフもついている。

その美しい顔と保存状態に、張本勲ふうにいえば「あっぱれだ!」。「ほしあい眼科」の優雅なコレクションは歩道からみえるから、気になる人は埼玉高速鉄道の電車に乗って、会いに行ってみて。

ちなみに、この脇を通る国際興業バスの自動案内も、「電車のあるほしあい眼科は、こちらでお降りください」とアナウンスするよ。

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