中央快速線グリーン車の導入は「少なくとも1年程度遅れる見込み」 半導体不足の影響受け JR東日本
JR東日本は2022年4月27日(水)、2022年度設備投資計画について発表。2023年度末の導入を予定していた中央快速線グリーン車については、「サービス開始が少なくとも1年程度遅れる見込み」とした。世界的な半導体不足がグリーン車両の製造計画に影響した。具体的なサービス開始時期は決まり次第発表するという。
2022年度設備投資計画について、同社は「変革のスピードアップのための投資計画」と銘打ち、大規模地震対策などの安全への投資、それを基盤とする収益力向上のための投資、地方創生や「脱炭素社会」実現への貢献、業務改革などのスピードアップに資する投資を実施する。設備投資額は連結で2021年度実績比約1,140億円増の6,340億円、単体で同約740億円増の5,000億円。
主な設備投資内容には、大規模地震対策や新幹線降雨防災対策、ホームドア整備(鉄道駅バリアフリー料金制度を活用)、2024年春営業開始予定のE8系新幹線車両(山形新幹線)の新造、東北新幹線(盛岡~新青森間)や上越新幹線(大宮~新潟間)のスピードアップに向けた工事、ワンマン運転の拡大やBRTの自動運転実施に向けた対応、首都圏複数駅の改札窓口における案内AIシステム試行導入・非対面によるICカードの遠隔精算の実用化に向けた検証などが盛り込まれた。