元は広島瓦斯(ガス)電軌【私鉄に乗ろう 69】

2018.10.19

※この「私鉄に乗ろう」の写真は、筆者がプライベートな旅で撮影したものです。鉄道会社さんから許可をいただいていませんので、乗車券があれば誰でも入れる場所から、手持ちで撮影したスナップ写真です。ポケットに入るコンパクト・デジタルカメラ(SONY DSC-WX500)で撮影しています。2018年7月22日(日)、気温35℃を超える中、撮影したものです。暑かった!

【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 本線 その1 路面電車のトップランナー広島電鉄 元は広島瓦斯(ガス)電軌

その始まりは1910年(大正8年)に設立された大林組傘下の広島電気軌道株式会社。同様に傘下の広島瓦斯とひとつの会社だった時期もあります。紆余が曲折して1942年(昭和17年)広島瓦斯電軌から運輸事業を分離して設立されました。1955年(昭和30年)から1967年(昭和42年)まではプロ野球球団広島カープの共同出資企業のひとつで、当時の広島電鉄社長が球団社長を兼務していたこともあります。電車事業・バス事業・不動産事業が3本柱ですが、現在は本部制で鉄道・軌道は電車事業本部、それにバス事業本部、不動産事業本部がそれぞれを担当しています。

電車事業本部には、電車企画部・電車営業部・電車技術部が置かれています。軌道線6路線19.0kmと鉄道線1路線16.1kmの総延長35.1kmを運営しています。軌間は1435mm(標準軌)、直流600Vで電化されています。年間輸送人員は約5500万人と路面電車では日本一の延長と輸送人員を誇っています。

下図はひろでんホームページの路線図です。ちょっとお借りして路線を説明します。鉄道線と呼ばれているのが宮島線。広電西広島から広電宮島口までの16.1kmを専用軌道で走ります。電停数は21。実際には「2号線」で広島駅から広電宮島口まで運行されています。原爆ドームと厳島神社というふたつの世界遺産を結んでいます。

軌道線は、以下になります。市内線とも呼ばれています。

本線  広島駅 〜 広電西広島 5.5km 電停数19
宇品線 紙屋町 〜 広島港   5.7km    19
江波線 土橋  〜 江波    2.6km    7
横川線 十日町 〜 横川駅   1.4km    5
皆実線 的場町 〜 皆実町6丁目 2.5km    7
白島線 白島  〜 八丁堀   1.2km    5

各号線の経路は以下です。

1号線 広島駅   〜 紙屋町東 〜 広島港 電停数27  49分(所要時間)
2号線 広島駅   〜 広電西広島〜 広電宮島口  39  68分
3号線 広電西広島 〜 紙屋町西 〜 広島港    29  52分
5号線 広島駅   〜 比治山下 〜 広島港    18  32分
6号線 広島駅   〜 土橋   〜 江波     19  39分
7号線 横川駅   〜 紙屋町西 〜 広電本社前  15  27分
8号線 横川駅   〜 土橋   〜 江波     12  23分
9号線 八丁堀   〜      〜 白島     5

9号線は、江波発土橋・八丁堀経由で白島まで運行する列車もあります。
簡単な様で、これを1日で全部乗るのは、なかなか複雑です。

また広電は「路面電車博物館」とも言われる様に、自社製車両以外にも多種多様な路面電車が運行されています。今回の鉄道旅で果たしてどこまで車両を捕捉できたかは記事をご覧ください。というか写真枚数が多いので記事を書きながら整理します。

広島駅6時 前日に1日乗車券600円を買ってあります

広電は広島駅に到着すると奥の降車ホームに入ります。

広電で初めての低床車5000形グリーンムーバーが到着。3台の台車(6軸)で5つの車体を支える構造。ドイツのシーメンス製、国内への受入整備をアルナ工機が担当。1999年(平成11年)〜2002年(平成14年)に12編成が導入されていますが部品調達が困難であることから1編成が休車扱いで部品取り用になっています。

そのうち10編成が2号線(広島駅〜広電宮島口)で運行されているので、これは宮島口行かな、と期待します。残りの1編成は1号線(広島駅~紙屋町~広島港)で運行。

降車ホームで行先が宮島口になりました。始発、6:22発の広電宮島口行です。

乗車ホームに来たのでさっそく乗ります。日曜日の6時台に乗客はほとんど居ません。

低床車5000形グリーンムーバーの運転台。出発しました。

0.2kmで猿猴橋町停留場。1912年(大正元年)開業。開業時は猿猴橋でしたが1960年頃に猿猴橋町に改称された様です。広島市の「広島駅南口広場の再整備に係わる基本方針」で、現在の広島駅〜的場町停留場間のルートが駅前大橋を渡るルートに変更される予定で、猿猴橋町停留場は廃止される様です。

猿候川を渡ります。

猿候川、残念ながらレンズを向けたのは、猿猴橋と逆方向です。

橋を渡ると皆実線が左に分岐します。

路面電車ってゆっくりゴトゴト走るとイメージしますが、実はカナリ激しく揺れます。特に低床車両は加減速が良いので前後の揺れも加わります。要は、シャッター速度が速くてもブレている写真が多い、という言い訳です。シャッターの瞬間、その前後0.5秒に揺れるとマジでブレています。電車は動いているので撮り直しができないことが多いのです。以前、連写モードで撮ってみたのですがブレ写真が大量生産されるだけなので止めました。

【私鉄に乗ろう 69】広島電鉄 本線 その2 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

TAGS 路面電車 鉄道旅 広島電鉄


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