2022年の「国際鉄道模型コンベンション」キービジュアル(画像:JAM実行委員会)

全国の鉄道模型愛好家が集う、21回目の「国際鉄道模型コンベンション(JAM)」が2022年8月19日から3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる。

鉄道模型ファンが待ちかねた夏の祭典。2020年は会場側の都合、2021年は新型コロナの影響で中止され、3年ぶりの開催。「鉄道開通150年・陸蒸気からリニアまで」を総合テーマに、さまざまな催しが企画される。

主催は実行委員会方式で、実質的な主催者は東京都品川区に本社を置く鉄道模型メーカーの井門コーポレーション。NPO法人の日本鉄道模型の会が協賛する。

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主な出展者は模型メーカー・模型店のほか、アマチュアの模型愛好グループ。日本の家屋事情では鉄道模型を自由に運転できるスペースの確保は難しい。そんなファンにとって、ビッグサイトのホールで自慢の模型をお披露目できる年一回の機会だ。

実物の鉄道ファンを満足させるのが、多彩なセミナーや講演会。主なステージイベントでは、石破茂、前原誠司の両衆議院議員が鉄道の魅力を語り合う「令和鉄道放談」(21日14時)に注目。石破氏は与党、前原氏は野党で、国会では対立の立場だが、鉄道では〝与野党連立政権〟が誕生するかが見もの。

存在感を増している、女子鉄2人が語り合う「村井美樹・久野知美 鉄道女子会」(19日14時30分)も要注目だ。

N700系をはじめ、新幹線をデザインしたインダストリアル・デザイナーが登壇する「福田哲夫 新幹線をデザインする仕事」(20日14時30分)、JAM恒例の人気プログラム「元蒸気機関車の乗務員が語る蒸機時代」(21日15時30分)も話題を集める。

鉄道150年を記念する展示が、「明治の蒸気機関車」。さいたま市の鉄道博物館が所蔵する「岩崎・渡辺コレクション」から、厳選した写真を公開する。岩崎輝彌、渡辺四郎は現代風にいえばコーディネーター。実際の写真は高名な写真師・小川一真が撮影した。

記事:上里夏生

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第20回 国際鉄道模型コンベンションに行ってきました!(※2019年8月掲載)
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