「広い富士五湖エリアを乗換などの手間なく、かんたんにめぐりたい」。そんな声に応えるべく、富士急行が富士五湖定期観光バス「いいとこどり富士山号」を4月22日から運行を開始します。コースは富士山五合目展望コース(午前便)と河口湖・山中湖・忍野周遊コース(午後便)の2種類。富士山エリアの主要な観光スポットを「手軽にお得に巡れるます」と同社。

富士山五合目展望コース(午前)は、多くの観光客や登山者が訪れる「富士山五合目」(標高2300m)を満喫できるルートに。富士山五合目では、途中下車が可能。「いいとこどり富士山号」の乗車券提示で、乗車翌日まで富士山五合目~河口湖駅/富士山駅間の路線バスを無料で利用でき、「富士山五合目をじっくり楽しみたい人や、富士登山者などにオススメ。混雑する登山シーズン中も往路はゆったり着席確約です」と伝えています。

また、河口湖・山中湖・忍野周遊コース(午後)は、富士山や富士五湖の美しい景色のほか、忍野八海や山中湖遊覧船「白鳥の湖」の乗船、北口本宮冨士浅間神社参拝などを経て、富士山の歴史や文化を感じられるルートに。「いいとこどり富士山号」の乗車券の料金の中には、「白鳥の湖」の乗船料も含まれています。

ADVERTISEMENT

こうした富士五湖定期観光バスを走らせる背景に、「首都圏から鉄道で来訪する人の利便性を考慮」と同社。「富士山・富士五湖観光の玄関口である富士急行線 河口湖駅から出発するこのバスは、鉄道や高速バスなど公共交通で来訪する人に、便利に利用できるように、空席があれば当日でも予約なしで乗車可能。また、午前のコースはJRの快速電車『ホリデー快速富士山』の到着時間に合わせて運行。首都圏からワンストップで富士山観光をたっぷり楽しめる」とも伝えています。

「『富士山周辺でどこを周っていいのか迷っている』『色々観光したいけど、乗り換えなどが面倒』という来訪者も満足できる、まさに『いいとこどり』な観光バスです」

さらに、同社は山中湖で水陸両用バス『KABA』も運行中。1周約30分(陸10分+湖20分)で、「森林から湖上の絶景へ」をテーマに、4月は8便、5・6月は9便で運行しています。