小田急電鉄は2022年10月1日にロマンスカーの特急料金を改定するとともに、「チケットレス特急料金」を導入します。

乗車距離に応じた特急料金の平均改定率は22.2%で、主な区間では新宿―町田間は420円から500円、新宿―小田原間が910円から1,000円とするほか、料金区分も7区分から4区分に変更します。

また、現行の特急料金に対して本厚木―小田原間、相模大野―片瀬江ノ島間における18キロから35キロまでの利用と、新百合ヶ丘―大和間(18.4キロ)利用時に別途設定されている「特定特急料金」は廃止となります。

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特急券をあらかじめ購入せずに乗車した場合は、車内で特急料金に加え規定額を加算して「車内特急料金」が必要でしたが、この規定額もこれまでの310円から350円へ変更となります。

改定前後の特急料金比較表(画像:小田急電鉄)

チケットレス特急料金を導入

MaaSアプリ「EMot」やEMotオンラインチケット、e-Romancecar、ロマンスカー@クラブのオンラインサービスで購入できる電子特急券については、特急料金よりも全区間一律50円安く設定された「チケットレス特急料金」を新たに導入します。

小田急電鉄はこうしたチケットレス特急料金の導入などを通じて、非接触でスムーズに利用できるデジタル環境を整備していくほか、利用シーンにあわせたお得なデジタル新商品の導入も検討するとしています。