天神様の疱瘡神【駅ぶら05】京成千葉線227
※2022年8月撮影
トップ画像、新町天神社の社殿。梅紋があります。天神様にご挨拶しました。
社殿手前に「御神牛」の像。太宰府天満宮にも「御神牛」があります。ここの像はかなり小ぶりです。
※2022年8月撮影
菅原道真公が丑年生まれで丑の日に亡くなったこと、公が牛を可愛がったことなど牛と天神様の縁が深いことから天満宮では牛が神の使いとして信仰されています。梅ヶ枝餅が好物の筆者は、何度か太宰府天満宮に行って元になった「御神牛」を見ています。
社殿裏手に何かあるのが見えます。
※2022年8月撮影
石塔がならんでいました。これは嬉しい!
※2022年8月撮影
左は「仙元神社」文字の下に富士山が刻まれています。仙元=浅間と解釈できます。富士講の石塔ですね。右は昭和四十四年建立の神明講の碑。天照御大神を祭る講中です。1969年なので50年ほど前の建立。
※2022年8月撮影
左は、享和四年(1805年頃)と刻まれた子安観音。隣の剥落の激しい石塔も子安観音に見えます。一番右の疱瘡神はハッキリ判読できます。その左、三面の像は馬頭観音と思われますが座像は珍しいかもしれません。
※2022年8月撮影
若い方は「疱瘡(ほうそう)」が分からないかもしれません。昭和4年生まれの母は、筆者が子供の頃「手を洗わないと疱瘡になるよ」と頻繁に言っていました。でも疱瘡は「天然痘(てんねんとう)」です。確かに手は洗った方が良いですけど・・・。(笑)
小学校で習った様に天然痘はジェンナーの種痘から予防が始まり、1980年WHO(世界保健機関)は天然痘根絶を宣言しました。人類史上、唯一根絶された有害な感染症です。
新町天神の前は、新町公園。
※2022年8月撮影
歓声が聞こえました。子供たちが水遊び。8月の超蒸し暑い日です。
※2022年8月撮影
公園から新町天神が見えます。京成千葉駅からほど近いのに閑静な環境です。
※2022年8月撮影
新町公園から南西に150mほどの新田公園。
※2022年8月撮影
近くの道祖神社を訪ねます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。