船橋市のアンデルセン公園など沿線の名所を再現した新京成の大型Nゲージジオラマ

鉄道開業150年のメモリアルデイ・2022年10月14日の「鉄道の日」が間近。JRの「成田エクスプレス」と、京成の「スカイライナー」が走る千葉県でも、2件のイベントが相次いで開催された。

千葉県習志野市のJR津田沼駅南口駅前にある、ショッピングセンター(SC)・モリシア津田沼で2022年9月18日に開かれたのが、初めての「鉄道フェスティバル!」。京成グループの京成電鉄、新京成電鉄、北総鉄道の3社が参加した催しでは、来場者が操作するNゲージ模型運転や、各社の鉄道グッズの販売ブースが人気を集めた。

モリシアと新京成は、乳がん早期発見の啓発活動・ピンクリボンフェスティバルで協力関係が発生。新京成は、「ピンクリボントレイン2022」を運行する。今回は両社が協力して、鉄道ファンやファミリーの集客を見込めるイベントとして、鉄道フェスを企画した。

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フェスの一番人気は、縦1.5メートル、横3.3メートルのNゲージ大型ジオラマ。2016年製作で、新京成のファン感謝イベント「サンクスフェスタinくぬぎ山」(2022年は10月8日に開催)で来場者にお披露目される。

鉄道3社のブースでは、京成はスカイライナーを模したホッチキス、新京成はオリジナルNゲージ模型、北総は電車のブレーキレバーを模した栓抜きなどを展示販売した。

京成の物販ブースでは、2019年にデビューした3100形電車(2代目)の刺しゅう式キータグや子ども用靴下が人気

次いで2022年9月24、25日に千葉市の同市中央公園を中心に開かれたのが「ちばトレインフェスティバル」。2021年に初開催され今回が2回目。JR東日本千葉支社が京成や小湊鐵道、いすみ鉄道といった県内鉄道会社に呼びかけ、〝オール千葉の鉄道〟の催しに仕立てた。

ステージイベントの進行役はおなじみ、ホリプロマネージャーの南田裕介さんやダーリンハニー・吉川正洋さん。PRステージでは、南田さんがインタビュアーになって、各社の車両や沿線をPR。鉄道写真家・中井精也さんの巧みなトークショーも、来場者を引きつけた。

JR千葉支社のトレインフェスで各社ブースを訪問する千葉県のマスコットキャラクター・チーバくん

記事:上里夏生