鉄道部品展示コーナーにお目見えした行き先表示幕とLED表示器

JR京葉線の車両基地・京葉車両センターの最寄り駅になる新習志野駅で2022年11月12日、初めてのファン感謝イベント「わくわくぞくぞく!京葉線フェス」が開かれ、多くの家族連れや鉄道ファンでにぎわった。

JR東日本千葉支社のプロジェクトチーム・京葉ベイサイドラインプロジェクトが、鉄道開業150年を記念して発案。2015年に活動を始めたチームは、京葉線のイメージアップや利用促進をめざし、駅イベントを企画した。

鉄道ファン一番のお目当ては、「車両部品展示」に登場した205系電車の側面行き先表示幕。長く京葉・武蔵野線のエースだった205系は、2020年秋に引退。インドネシアに渡った車両もあるが、表示幕の予備品は、今も車両センターに保管されている。

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LEDになる前の表示幕には、「快速東京」、「しもうさ号西船橋」、「臨時」、「回送」などが印刷され、モーター駆動でくるくる回って行き先や列車種別が次々に表示された。傍らにはLED表示器も置かれ、ファンにシャッターチャンスを提供した。

ファミリー向けの催しでは、ペットボトルをピンに見立てたボーリングなどの「でんしゃ縁日」や、駅長制服の成りきり撮影会に子どもたちの歓声がわき起こった。

地元の新習志野駅前商店会も、JRのフェスに連動して2022年11月12、13の両日、駅前広場で商店会の秋まつりを開催。ベイサイドラインプロジェクトは、「来年以降も催しを継続して、京葉線ファンを増やしたい」と張り切る。

記事:上里夏生