※2022年8月撮影

トップ画像は、JR四国牟岐線地蔵橋駅。徳島県道168号線から駅を見ています。こぢんまりした瓦屋根がチャーミング。

典型的な木造駅舎という雰囲気。建物財産標によれば「大正15年8月」、1926年は12月25日まで大正15年でした。同日が昭和元年です。瓦屋根が素晴らしい!

※2022年8月撮影

この部分で牟岐線は概ね南北にはしっています。駅は線路の東側。駅の北側はJR四国の駅駐車場。

※2022年8月撮影

改修されているので駅舎はとてもキレイです。

※2022年8月撮影

駅出入口。建物財産標はホーム側にありました。

※2022年8月撮影

待合室、乗車券販売機があります。時計は見難いですが8時50分。この駅にも高徳線にあった運行情報等表示端末が設置されています。二軒屋駅では窓口の中にありました。

※2022年8月撮影

シャッターが閉まっていますが、元の駅事務部分は会議室の様な設えになっていました。

※2022年8月撮影

窓際に木製ベンチ。生花が飾られています。掃除が行き届いていました。

※2022年8月撮影

ホームに出ます。

※2022年8月撮影

元は島式ホームだったことが分かります。駅舎側の線路は撤去され、単式ホームとして使用されています。

※2022年8月撮影

ホームから駅舎。黄色い矢印のところに建物財産標があります。残念ながらアップの撮影には失敗しました。切妻屋根の下、ホーム側庇の瓦も素晴らしい。

※2022年8月撮影

角度を換えてもう一枚。駅舎右にあるトイレは閉鎖されていました。

※2022年8月撮影

ホーム上屋から徳島駅方面。長閑な田園が広がっています。

※2022年8月撮影

牟岐駅方面。

※2022年8月撮影

駅名標。

※2022年8月撮影

駅は、1913年(大正2年)阿波国共同汽船の駅として開業。1917年(大正6年)国有化されます。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR四国の駅になりました。駅名は、駅の東300mほどの多々羅川にかかる橋の名前から採られています。実際に橋のたもとにお地蔵様が鎮座されています。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。

※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。