※2022年8月撮影

トップ画像は、JR四国予讃線津島ノ宮駅。

津島ノ宮駅は、ほぼ毎年8月4日と5日の2日間だけ営業される臨時駅なのでJR四国の路線図には載っていません。

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津島ノ宮駅は、津嶋神社の夏季例大祭開催期間に合わせて営業されます。

※2022年8月撮影

しかしコロナ・ウイルス感染拡大の影響で2020年(令和2年)、2021年(令和3年)の2年間は肝心の夏季大祭が中止され駅も営業されませんでした。

既に書きましたが、2020年に津島ノ宮駅訪問の予定をたて、筆者が恣意的に選ぶ駅舎などとともにJR四国さんに撮影の許可をいただきました。しかし、2020年、2021年はコロナ禍で撮影は叶わず。2022年(令和4年)にようやく撮影ができました。

既にコラムで紹介しましたが、未使用の写真を含め、最も記憶に残った駅舎として最後にもう一度津島ノ宮駅を採りあげます。

筆者は2022年8月4日の午前7時過ぎに現地に到着。

※2022年8月撮影

津島ノ宮駅に到着する最初の列車は8時半頃です。臨時に造られた改札は、頭上に葦簀の陽避けがかけられ、開業に向けて準備が進んでいます。

※2022年8月撮影

コロナ・ウイルス対策の消毒用アルコールも準備されています。

※2022年8月撮影

コロナ対策で窓口はビニールシートで下部の隙間を除き塞がれています。朝から30℃近い暑さです。扇風機がブンブンうなっている様ですが駅舎内はさぞかし暑いでしょう。

※2022年8月撮影

ご覧の様に窓はフルオープン状態。もちろんエアコンはありません。

※2022年8月撮影

予讃線の線路の反対側から津島ノ宮駅。ホームにはお土産品などの臨時ショップが作られています。

※2022年8月撮影

駅の準備は万端整った様です。利用者さんが来られる前に撮影を終えることができました。

※2022年8月撮影

以上でJR四国木造駅舎ツアーは終了です。

長々とお付き合い本当にありがとうございました。機会があれば、また木造駅舎をコレクションしたいと思います。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。

※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。