2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、源氏と平氏による壮絶な源平合戦が描かれた余韻が冷めやらぬなか、「平家落人(おちうど)の安住の地」としていまも歴史好きがめざす名湯・秘湯の地―――湯西川温泉。

栃木県日光市の山奥にあるここ湯西川温泉には、その平家落人の歴史をいまに伝える「平家の里」ある。

この湯西川温泉 平家の里といえば、冬の風物詩「かまくら祭」。ことしはコロナ禍を経て3年ぶりに開催ということで、旅人を惹きつけている。

17:30~21:00 はかまくらに灯り、郷土の味も体感

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ここ、平家の里で2月26日まで開催されている「かまくら祭」は、9:00~21:00 の間でゆっくりと“雪国名物”を体感できる。

一日利用券は大人510円、子ども250円。ナイトチケットは大人300円、子ども200円。

夜はかまくらに灯りがともって幻想的な世界に。かまくら点灯は、17:30~21:00。ロマンティックな里山の夜景を体感しててみ。

また「餉(かれい)の館」(お食事処)では、郷土の味も楽しめる。日中は、手作りの味噌田楽や栃餅、おしるこやそばがき、ドリンクなどがあるから、ここでゆっくり過ごしてみて。

鬼怒川温泉駅~湯西川温泉の日光交通バスも増便!

この湯西川温泉かまくら祭 開催にあわせ、日光交通バス 路線バス 湯西川線も増便!

湯西川温泉かまくら祭 開催期間 1月27日~2月26日の金曜・土曜・日曜日のみ、沢口河川敷のミニかまくら点灯日に合わせて最終便 往路・復路それぞれ1便増便。

往路:鬼怒川温泉駅17:25発 ⇒ 湯西川温泉18:20着

復路:湯西川温泉19:20発 ⇒ 鬼怒川温泉駅20:15着

この増便に乗れば、湯西川温泉内で1時間の散策時間が取れるうえ、最終で東京まで乗り継げるというから要チェック!

100系スペーシア、500系リバティ、AT-700形AIZUマウントエクスプレス、6050系……多彩な車両を選んで行こう

湯西川温泉の最寄り駅、野岩鉄道 会津鬼怒川線 湯西川温泉駅や鬼怒川温泉駅へは、都心から東武鉄道100系スペーシアや500系リバティの特急列車で鬼怒川温泉や下今市などで乗り換えて、AT-700形AIZUマウントエクスプレスや6050系に揺られて行くのもいいし、東武500系リバティ会津で乗り換えなしで湯西川温泉へ直行してもいい。

野岩鉄道 会津鬼怒川線の絶景車窓をゆっくりじっくり体感しながら、湯西川温泉の絶品グルメや秘湯を体感して、湯西川のかまくら祭に没入する……そんな里山の非日常が、日帰りでも行けちゃうところが、信じがたい。

もちろん1泊、2泊と宿で過ごす時間も、至福。最高。

7月15日 浅草~日光・鬼怒川に東武鉄道 新型特急 N100系 スペーシア X登場!

そして東武鉄道の話題といえば、これをチェックせずにはいられない!

それがこの夏、7月15日、東武鉄道 日光・鬼怒川方面に登場する、新型特急 N100系 スペーシア X だ!

この N100系 スペーシア Xは、鹿沼に伝わる組子や竹編み細工といった江戸の手仕事を思わせる、ていねいにつくられた工芸品のような佇まいで大切なものを包み込んでいるかのようなフォルムが印象的。

客室内は、通常の座席に加え、個室、ソファ席やラウンジタイプの席など、さまざまなタイプの座席が。

なかでも最上級の「コックピットスイート」はプライベートジェットをイメージし、前方の窓から展望を広く見渡しながら「走るスイートルーム」としてゆとりある贅沢な空間を過ごせる。

1号車のカフェカウンターでは、4種類の日光クラフトビールや日光珈琲など、日光の魅力的な商品やここでしか出会えない五感で楽しむ商品がいろいろ。

いままで体感したことがない、東武鉄道 日光&鬼怒川の旅時間が、ここからはじまる―――。