かつて日本の夜を駆け抜けた青い流星、寝台特急「ブルートレイン」。その中でも名門として知られる寝台特急「あかつき」が、2025年で誕生60周年を迎えます。
この記念すべき年を祝い、京都鉄道博物館では2025年10月2日(木)から、往年の雄姿を偲ぶ特別イベントを開催。収蔵されているEF58形150号機に、「あかつき」をはじめとする歴代寝台特急のヘッドマークが月替わりで掲出され、2026年2月24日(火)まで、鉄道ファンの胸を熱くします。この記事では、ファン必見のヘッドマーク展示スケジュールから、3日間限定の特別な「ナイトミュージアム」までをご紹介します。

EF58形が月替わりで“七変化”!歴代ヘッドマーク展示スケジュール

展示スケジュールは、2025年10月2日~28日が「あかつき」、10月30日~11月25日が「さくら」、11月27日~12月29日が「日本海」、2026年1月2日~27日が「つるぎ」、そして最終期間の1月29日~2月24日はシークレットとなっています。

掲出するヘッドマークは、資料保存の観点から複製品を使用するということです。

ナイトミュージアムで「彗星」との共演も【10月24~26日限定】

展示期間中の10月24日(金)から26日(日)にはナイトミュージアムを開催。この3日間限定で、かつてあかつきと併結運転を行っていた寝台特急「彗星」のヘッドマークも掲出されます。


EF66形35号機には「彗星・あかつき」、クハネ581形35号車には「彗星」の幕(複製)が展示され、ブルートレインの黄金時代を体感できる演出とします。

ブルートレイン黄金時代へ、思い出の旅に出かけよう

寝台特急あかつきが運行を開始したのは1965年10月1日。今はもう見ることができなくなった、夜汽車の旅情を思い起こさせてくれる今回の特別展示は、ブルートレインに親しんだ世代はもちろん、若い鉄道ファンも楽しめる貴重な機会です。
月ごとに付け替えられるヘッドマークは、訪れるたびに異なる表情を見せてくれ、何度も足を運びたくなります。特に、3日間限定で「彗星」との共演が見られるナイトミュージアムは、ファンならずとも見逃せない貴重な機会となるでしょう。
日本の鉄道史に燦然と輝くブルートレインの記憶に会いに、ぜひ京都鉄道博物館を訪れてみてはいかがでしょうか。

(画像:京都鉄道博物館)

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