台東区のJR上野駅公園口改札内に20日、初めて「駅ピアノ」が登場しました。

桜咲く春の上野を舞台とする「東京・春・音楽祭 2023」(3/18~4/16)と鉄道開業150年(2022年)にあわせたもので、桜の季節には上野公園口方面の混雑も予想されることから、音楽祭前の1ヶ月間限定での設置となります(設置期間:2/20~3/19)。

初日には地元台東区内の幼稚園児によるピアノへのデコレーションが行われたほか、JR職員による演奏(「松任谷由実/「春よ、来い」など)、「ピアニート公爵」名義でも知られる森下唯さんによる演奏(「シャルル=ヴァランタン・アルカン/練習曲 《鉄道》 op.27」など)がお披露目されました。

「上野駅の特に公園口は、東京文化会館や美術館、動物園、博物館、東京芸術大学など文化の森としての入り口(ゲート)となっております。やっぱりそれに相応しいのはピアノかなと思い、プレイベントとして駅ピアノを初めて設置させていただきました。本番は1ヶ月後、3月18日より開催いたします『東京・春・音楽祭2023』でございますが、1ヶ月間ピアノを設置いたしますので、ぜひ触って奏でていただければ幸いでございます」(齊藤裕司JR上野駅長)

「東京・春・音楽祭」は2005年に始まった国内最大級のクラシック音楽の祭典。期間中は上野の東京文化会館や周辺のミュージアムで有料のコンサートが多数開催されます(今年は約70公演)。また、今年は上野の街を舞台に無料の音楽会を展開する「桜の街の音楽会」も復活します。

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