2月22日から運行を開始するケーブルカーの「肆号機(4号機)」は、エメラルドグリーンの車体にイワツツジが咲き誇る外観デザインが特徴

徳島県西部、四国の真ん中に位置する秘境・祖谷渓(いやけい)――

鉄道ファンには難読ぶりで知られるJR大歩危駅から車で約30分。県内有数の温泉地に位置する「和の宿 ホテル祖谷温泉(なのやど ほてるいやおんせん)」には、谷底の源泉かけ流しの露天風呂へ向かう専用ケーブルカーがある。

ホテルと露天風呂の高低差は約170メートル、レールの長さは約250メートル。1984年に導入され、ホテルと温泉が約5分で行き来できるようになった。

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そんなケーブルカラーが、2月22日から新しくなる。

新たに運行を開始するケーブルカーの「肆号機(4号機)」は、壁画絵師・木村 英輝氏による監修デザインの新車両で、車両の外側には「IwaTsutsuji」、内部は「YabuTsubaki」が咲き誇る。サイズ感は3号機と同じながら、車体は一から作り上げたものだ。

インバウンドからも注目される日本三大秘境・祖谷渓の新たなランドマークに期待が募る。ケーブルカーには宿泊客のほか、日帰り入浴利用でも乗車できる。