日光・鬼怒川へ、秋葉原・渋谷へ、羽田空港・成田空港へ―――インバウンドがめざすロケーションへと続く東京の観光拠点、浅草。

この浅草のなかでもいつもにぎわう浅草六区に最新ホテルが3月18日に開業する。

しかも、つくばエクスプレス浅草駅から歩いて2分、浅草花やしきまで歩いて2分、浅草寺まで3分という好立地に―――。

その名も、「浅草ビューホテル アネックス 六区」

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3月18日に開業する「浅草ビューホテル アネックス 六区」は、アネックスという名のとおり、浅草国際通りをはさんで向かいに、38歳をむかえる名ホテル「浅草ビューホテル」がある。

その最新別館で、「和の伝統文化に触れ、『本当の浅草』を感じる体験型ホテル」というバリュー&ポジショニングがポイント。

そこで、この「浅草ビューホテル アネックス 六区」にある、檜の舞台を併設するレストラン(伝統文化の体験)、「鉄板」でつくるライブ感ある朝食、和のデザインを採り入れた客室・ロビー、浅草銘菓を味わえる宿泊者専用プレミアムラウンジなど、ここだけの特長をチェックしていこう。

アールデコ様式 映画館の雰囲気を継承、ライトアップも

「浅草ビューホテル アネックス 六区」の地にはかつて、アールデコ様式の映画館が建っていたことから、この地域ににぎわいを呼んだアールデコ様式を、ホテル建物も引き継ぎ、ホテル内には昭和初期に使用されていた映画撮影用カメラも展示する。

また、外壁照明「アサクサ ライムライト」は、歌舞伎座・南座を手がけた、石井リーサ明理氏が監修。

地域から愛され浅草内外から注目を集めるような季節ごとに変化する照明に染まる「浅草ビューホテル アネックス 六区」の外観にも注目を。

上野・浅草エリアの宿泊特化型ホテルで最もハイスペックな機能性を兼ね備える客室

画像は上から、コンセプトルーム江戸、コンセプトルーム歌舞伎、デラックス。

―――江戸時代後期、幕府は贅沢禁止法、いわゆる奢侈禁止令を発令し、どんな身分であっても、贅沢な着物を着てはいけないとされた。

庶民の「着物の色・柄・生地」にまでも細かく規定を設け、着物で身につけられる素材は「麻」または「綿」、色は「茶色」「鼠色」「藍色」のみと限定され、江戸の町人たちは茶色や鼠色といった暗い色のなかに繊細微妙なこだわりを取り入れることにより「四十八茶百鼠」といわれるほどの多様な色を生み出してきた。

そこで「浅草ビューホテル アネックス 六区」の客室は、「懐かしく新しい浅草」をテーマに、江戸のスケールを四十八茶百鼠(江戸の伝統色)で表現。

機能性を重視した「スタンダード」、ゆっくりとくつろげる畳敷きの「モデレート」、小上がりのリビングとビューバスを設けた「デラックス」、浅草・江戸・歌舞伎の世界に身を置く「コンセプト」の4タイプ、合計199室を設定。

インバウンド需要を見込み、35室が和室・和洋室に。上野・浅草エリアの宿泊特化型ホテルで最もハイスペックな機能性を重視した部屋が旅の疲れを癒してくれる。

コンセプトルームには、新幹線 N700S のふすま絵がある極上の部屋もあるぞ。

気になる朝食メニュー、深川めしの和食膳や浅草バーガーに注目

画像は上から、浅草バーガー、ポーチドエッグ、深川めしの和食膳。

―――「浅草ビューホテル アネックス 六区」の朝食。まず「浅草バーガープレート」は、浅草ベーコンや浅草海苔、万久味噌、川村屋の福神漬など地元浅草の食材を塩パンでサンド。

「おいものフレンチトースト」は、さつま芋とりんごを練り込んだ自家製イギリスパンを使用し、浅草老舗の市川豆腐を混ぜ込んだクリームソースをかけたひとしな。

「深川めしの和食膳」は、浅草伝統の万久味噌を使用したお味噌汁付き。

「お好みの玉子料理」は、付け合わせにホエー豚のベーコン・ボローニャソーセージ、フレッシュリーフを添えて。

オムレツは特製トマトソース、ポーチドエッグは鶏のだし汁や生クリーム・粒マスタードなどを混ぜ合わせた特製ソースをつけ、フライドエッグは醤油をフリーズドライした”さくさくしょうゆ”で、新しい食感を楽しんで。

ディナーはノルディックサーモンの香草マリネ グリビッシュソースを

「浅草ビューホテル アネックス 六区」のディナーは、ノルディックサーモンの香草マリネ グリビッシュソース、レモン風味のソーセージと粗挽きソーセージ、チキンのグリル、季節野菜のグリルの「ワンプレートディッシュ」のほか、ナッツやチョコレートなどのおつまみも用意する。

檜舞台で浅草芸者の舞、無声映画、活弁士の掛け合いを

「浅草ビューホテル アネックス 六区」の1階レストラン「ブロードウェイ六区」に併設する「檜舞台」では、浅草芸者の舞、無声映画と活弁士の掛け合い、三味線や琴の邦楽演奏、サイレントフィルムの上映など、さまざまな舞台興行も。

毎週金曜21時からは東京浅草組合 芸者衆による公演が、また隔週土曜日には活弁士、麻生八咫・子八咫による公演が開かれるほか、3月特別公演もあるから、気になる人は「浅草ビューホテル アネックス 六区」公式サイトへ。

プレミアムラウンジ「FURUMAI -ふるまい-」のぜいたくな時間を

「浅草ビューホテル アネックス 六区」ホテル最上階の宿泊者専用プレミアムラウンジがまた、すてき。

明治・大正・昭和初期のキネマ文字をオリジナルアートとし、当時の空気感を再現した空間で、カウンター席からは、浅草の街や東京スカイツリーを臨める。

舟和本店のあんこ玉、常盤堂本店の雷おこし、満願堂本店のどらやきなどの浅草銘菓を焙煎したてのコーヒーなどとともに無料でぜいたく時間を過ごせる。

浅草ビューホテル アネックス 六区にある 浅草今昔絵 ART

江戸時代の町人から現在の大衆まで人が集まる群衆や建物を“浅草”の文字にはめ込み、1Fのエレベーターホールに。

文字は1800年代に流行した「嵌め絵」(はめえ)というだまし絵の手法を取り入れ、エントランスに配することでホテル全体のコンセプトイメージを表現。

浅草ビューホテル アネックス 六区にある 古き良き浅草のジオラマ

2階ロビーには、東京随一の繁華街として隆盛を誇った「浅草六区興業街」を再現したジオラマを展示。

明治から大正にかけて浅草にそびえた「浅草凌雲閣」の姿も。

キネマ時代を感じる、ミッチェル投影機も

ロビーには、かつてこの地にあった映画館の記憶を伝えるように、昭和初期に実際に使用されていたミッチェル投影機を展示。

松竹・大船撮影所に遺されていた投影機は、戦前・戦中・戦後と長きにわたり多くの名作を上映した。

またロビーは、浅草らしい「和」、歌舞伎文字アートで「色」、レトロモダン家具で「懐」を表現。

浅草ビューホテル アネックス 六区にある 歌舞伎絵アート

9・10階プレミアムフロアのエレベーターホールでは、歌舞伎役者の演者絵を現代的に表現したアートが客をむかえてくれる。

―――いよいよ3月18日に開業する、東京「浅草ビューホテル アネックス 六区」。

浅草ビューホテル 浅野良太 総支配人は、「長い期間、お待たせ致しました。満を持しての開業です」と伝え、こう続けた。

「コロナ禍に翻弄された3年間でしたが、今後は、「ウィズ・コロナ」の環境が定着し、ここ浅草の観光需要も飛躍的に高まってくると思います。

この、「浅草ビューホテル アネックス 六区」は、和の伝統文化に触れられる、そして特徴ある朝食をお楽しみ頂けるホテルとして運営し、国内外の幅広いお客さまに、“本当の浅草”を感じていただけるよう、努めてまいります」

新しい浅草六区の風景がここから。楽しみ。