※2023年6月撮影

トップ画像は、「駅前交通広場」から国領駅。

巨木の下に鳥居と小さな祠があります。

ADVERTISEMENT

※2023年6月撮影

「昇福稲荷」です。神様にご挨拶。

※2023年6月撮影

祠の脇に「昇福稲荷講」の案内がありました。その内容です。

「稲荷信仰は、古い時代の素朴な人間の心から生じた霊信仰であり、さらに穀霊信仰に発展を見て稲荷大神を衣食住の大神と仰ぐ信仰である。

古くは五穀豊穣を守護する農業の神、衣食住の神と仰がれ、あるいは豊漁の神、産業守護の神と

信仰されていたが、今日ではさらに幅広く奥深い大神とみなされ商売繁盛を始め交通安全、除災招福、開運出世、家内安全、受験合格、安産、子孫繁栄の神としてあらゆる福を授けて下さる福神として尊神されている。

昇福稲荷もこうした心をもった人々によって、崇敬され大正十四年勧請以来、八十五年余の歴史を有し国領駅周辺の人々の地主神として信仰され毎年二月には初午祭が行われています。                  平成二十一年二月吉日 昇福稲荷講」

狛江通りと旧甲州街道の交差点を西に歩きます。

※2023年6月撮影

旧甲州街道沿いは、住宅街です。

※2023年6月撮影

探していた庚申塔がありました。

※2023年6月撮影

剥落があって青面金剛像はお顔が分かりませんが、上部の日月、足下の三猿は見えます。流石に文字は読めませんね。

※2023年6月撮影

旧甲州街道の反対側からはこの様に見えます。

※2023年6月撮影

気になったのは横にあった近隣の地図。布田駅は書かれていますが国領駅が無い!(笑)

※2023年6月撮影

赤い矢印の先が、この庚申塔の位置です。国領駅は、写真右下の角辺りかな。

狛江通りに戻って駅前を西に進みます。

※2023年6月撮影

次回も庚申塔を見に行きます。

仲の良い友人からは【駅ぶら】じゃなくて【神社・庚申塔巡り】だろ、と笑われますが、駅前に列ぶチェーン店や飲食店、モダンな集合住宅を撮影しても・・・散歩にはならないので・・・。すみませんが、お付き合いください。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)