小倉工場鉄道ランドの見学イメージ(画像:JR九州、クラブツーリズム)

目的型旅行会社のクラブツーリズム(クラツー)は、JR九州の鉄道ミュージアムを、貸切見学するツアーを企画する。ツアー名は「『小倉工場鉄道ランド』クラブツーリズム貸切見学」で、催⾏⽇は2023年9⽉16⽇。定員120人。

小倉工場鉄道ランドは、JR九州が主催する団体ツアー限定で公開され、旅行会社のツアーに開放されるのは初めて。博多発着のバスツアーだが(小倉集合のコースも設定)、小倉―鉄道ランド間の往復には、専用列車(813系電車の予定)に乗車する。

鉄道開業150年を記念した鉄道ランドは、2022年4月にオープンした。場所は北九州市小倉北区の小倉総合車両センターで、前身は明治年間の1891年に九州鉄道(初代)の工場として開設された国鉄小倉工場。

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国鉄直轄の車両工場として、デゴイチ(D51)や9600形などのSLのほか、九州エリアを走る車両群を送り出した。

⼩倉⼯場⾞両センターの講堂や⾷堂をリニューアルして開設された鉄道ランドは、九州新幹線をはじめとするJR九州の人気車両の多くのデザインを手掛けた水戸岡鋭治さん(ドーンデザイン研究所代表)の作品を収集・展示。館内には、歴代車両の座席やデザインパネル、ミニ電車が並ぶ。

JR九州の協力で実現したクラツーのツアーでは、九州鉄道の歴史を伝える施設や、整備中の車両などを間近に見る工場見学を目玉に、社員食堂「つばめ食堂」での昼食など、オンリーワンの体験に招待する。

「JR九州の制服試着」や「キハ40車内放送体験」、「ミニトレイン運行」といったファミリー向けの企画も用意する。ツアーの詳細と申し込みはクラツーのサイトから。

記事:上里夏生

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