JR九州はこのほど、AIを活用したお忘れ物検索サービス「落とし物クラウドfind」を同社全線に導入すると発表しました。

現在、JR九州が取り扱う落し物は年間20万件ほど。

その問い合わせは駅係員が対応したり、JR九州お忘れ物案内ダイヤルへと案内されています。

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問い合わせ対応や返却はもちろんのこと、駅間の移送や保管、警察への届け出など忘れ物に関する日々の業務が多く、アナログな対応も残っています。

「お客さまをお待たせすることが多く、お客さま満足度に課題がありました」(JR九州)

新サービスでは利用者自身が「LINE」を使って問合せできるようになるほか、駅係員の忘れ物にまつわる業務もテクノロジーで高度化。

業務負担の軽減を図るだけでなく、利用者へ向けたより良いサービス提供につなげる狙いです。

find導入後のJR九州の業務フロー

新サービスの利用開始日は2023年9月1日(金)。利用時間は全日9:00~21:00で、時間外は自動受付のみとなります。

サービスを提供するfindの和田龍取締役COOによりますと、都内ではすでに京王電鉄で採用されており、「バックヤード業務の効率化だけでなく、お客さまへ対して従来の約3倍の返還が実現できている」ということです。

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