浅間山公園は原生林ではありません【駅ぶら】06京王電鉄 京王線131
※2023年8月撮影
トップ画像は、東府中駅南口から京王バスでやってきた都立「浅間山公園」の「おみたらし神社」。
石碑に「おみたらし 浅間神 このところより出現すと傳(つた)う 水神社 祭神 彌都波能賣神(みずはのめのかみ)平成元年十二月吉日建之 人見稲荷神社」と刻まれています。右奥に小さな石祠。
※2023年8月撮影
2008年(平成20年)3月に同じ場所を撮った写真には鳥居はありません。小さな石祠の辺りから清水が流れているのが分かります。
※2008年3月撮影
中山の四阿(あずまや)に向かって登ってゆきます。ここに地図(URL)がありますので御参照ください。
※2023年8月撮影
四阿の横に「浅間山公園案内図」があります。上のマップと南北が逆ですが基本的に同じものです。
※2023年8月撮影
四阿の奥に「富士見百景」がありますが、木々の葉で眺望はほとんど見えません。
※2023年8月撮影
「富士見百景」には右奥の小径を歩いて行きます。
※2023年8月撮影
8月の蝉時雨の山から富士山は見えません。晩冬の3月に撮影した古い写真ですが、こんな感じです。この時は、富士山が見えなかったのか写真が残っていませんでした。
※2008年3月撮影
尾根道を「女坂」の下に向かいます。右上に中山の頂上があります。
※2023年8月撮影
「府中の名木百選 浅間山公園のイヌザクラ」の表示があります。すぐ後の木ですが、離れると繁った木々に紛れて分からなくなります。(笑)
※2023年8月撮影
「東京都西部公園緑地事務所」の「雑木林と萌芽更新」の案内板。
※2023年8月撮影
内容は、
「雑木林は、昔から薪や炭の材料やしいたけのほだ木等に利用するために人間が手を入れてきた林で、よく手入れされた明るい林内には、その環境に適応した様々な動植物が見られます。
しかし、最近は薪や炭が使われなくなったことから、手入れをされずに放置され、環境が変わりつつあります。そこで、この浅間山公園では雑木林の環境や景観を保全するために、地元の自然保護団体の方の協力を得ながら萌芽更新やその他の管理作業を行っています。」
大きくなった木々を切って太陽光が下草にも十分あたる様にし、下草を苅るなどの手入れを行う様子が図に描かれています。
「浅間山公園」はほったらかしては維持できないということなのですね。
次回に続きます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)
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