「廣園寺」の塔頭(末寺)がならびます【駅ぶら】06京王電鉄222 高尾線12
※2023年10月撮影
トップ画像は、高尾線「山田駅」駅前の都道を北に下って「広園寺入口」交差点を左折「八王子市幹線1級7号線」を西に歩き始めたところ。
まずは「永明院」を訪ねます。この後「臨済宗兜率山廣園寺」でお寺さんにお話しをうかがった際に「永明院」「法界庵」「慶泉院」「西笑院」などは「廣園寺」の塔頭(末寺)とうかがいました。
『新編武蔵風土記稿』によれば「廣園寺」の境内は、14万4千坪と伝わりますから「山田駅」からこちら側一帯が広大な寺域だったのでしょうか。
150mほど歩いて北に曲がると「金峰山永明院」が見えました。
※2023年10月撮影
『新編武蔵風土記稿』によれば、元は新横山村にあった真言宗のお寺でしたがこの場所に移され臨済宗「南禅寺」から師を迎えて中興。「廣園寺」の塔頭(末寺)になっています。
※2023年10月撮影
傾斜地にあって境内の下は駐車場になっています。
※2023年10月撮影
「永明院」の前の道を西に80m、右折して20mほど坂を登ると「廣園寺」の塔頭(末寺)「兜率山法界庵」があります。これは山門の様です。
※2023年10月撮影
14世紀末頃に創建されたと伝わっています。
※2023年10月撮影
「法界庵」からそのまま南に50mほど下ると「慶泉院」があります。ここも「廣園寺」の塔頭(末寺)で「臨済宗南禅寺派」山号は「兜率山」。15世紀の創建。
※2023年10月撮影
「八王子市幹線1級7号線」から正面が見えます。
※2023年10月撮影
「八王子市幹線1級7号線」を西に歩くと高い木々が見えて来ました。「臨済宗兜率山廣園寺」の広い境内です。境内は美しく森閑とした佇まいでした。
※2023年10月撮影
お寺は、端然とした塀で囲まれています。
※2023年10月撮影
「山田駅」の散歩続きます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)