何百回も通過してきましたが駅から出るのは初めて【駅ぶら】06京王電鉄386 井の頭線17
※2024年1月撮影
トップ画像は「駒場東大前駅」ホームの「渋谷駅」側から。上り各駅停車にお客さんが乗り込んでいます。
駅名標。駅番号は“IN 03”。
※2024年1月撮影
既に神泉駅などでも書きましたが「井の頭線」は1933年(昭和8年)帝都電鉄が開業し、その後の小田急電鉄に合併されました。戦時下に東京急行電鉄(いわゆる「大東急」)と合併。京王電気軌道もこの「大東急」と合併します。戦後「大東急」から分離独立の際に京王帝都電鉄となって「井の頭線」の経営管理を行うことになりました。
元々「井の頭線」には、「東大前駅」(1951年「一高前駅」から改称)と「駒場駅」の2つの駅がありました。その2駅が1965年(昭和40年)に合併されて現在の「駒場東大前駅」が誕生したのです。
筆者は1963年(昭和38年)から「井の頭線」を使う様になりました。本当に幽かにですが2つの駅があった記憶があります。当時は各駅停車のみの運行でしたから、全ての駅に停まっていました。
「渋谷駅」方面に東側の橋上駅舎に上る階段があります。
※2024年1月撮影
東側の改札口を出ます。
※2024年1月撮影
改札の外から。
※2024年2月撮影
東側の窓から渋谷方面が見えました。右は東口に下りる階段。
※2024年2月撮影
階段の手前にきっぷ運賃表と乗車券販売機。
※2024年2月撮影
きっぷ運賃表。「明大前駅」まで基本料金の140円です。
※2024年2月撮影
階段を下ります。バリアフリーのエレベーターは「吉祥寺駅」側の西口にあります。
※2024年2月撮影
階段の後、30メートルほど雨に濡れずに歩くことができます。
※2024年2月撮影
ようやく出入口です。数日前に降った雪が残っています。
※2024年2月撮影
実は「駒場東大前駅」で筆者は駅から出るのが初めてです。14年間「井の頭線」に乗っていても降りたことの無い駅が複数あるのです。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)