※2023年11月撮影

トップ画像は「角川大映スタジオ」で一般公開されている「SHOP MAJIN」の店内。「大魔神」二体の間に小さな鳥居とお社。

「大魔神社 御朱印」が販売されていました。御利益ありそうで欲しくなっちゃいました。

※2023年11月撮影

壁面には過去に大映で作られた映画のシーンがずらっとならんでいます。

※2023年11月撮影

成瀬巳喜男監督、溝口健二監督、市川崑監督など錚々たる作品を製作してきた歴史が分かります。筆者的には、周防正行監督の『ファンシィダンス』(1989年)『シコふんじゃった』(1991年)『Shall we ダンス?』(1996年)など大好きな映画です。

「大魔神」3作のポスターと1999「ガメラ」。

※2023年11月撮影

何度も観た平成三部作、その完結編『ガメラ3 邪神覚醒』の「ガメラ」です。この三部作の金子修介監督が筆者と同学年ということもあって熱心に観ました。

『ガメラ3 邪神覚醒』で「ギャオス」を追って「ガメラ」が渋谷に出現するパニックシーンは圧倒的迫力でした。また最後の怪獣同士の戦闘シーン、超モダンな伽藍・京都駅の再現と破壊、その特撮の精緻さには、今でも圧倒されます。個人的には日本の特撮映画の頂点だと思っています。

その横に「ガメラ」1996と「ガメラ」1995。1995は平成三部作の1作目『ガメラ 大怪獣空中決戦』の「ガメラ」です。

※2023年11月撮影

『ガメラ1』は、チャーミングな中山忍さんが魅力ですが、博多弁の刑事を演じた螢雪次朗さんの印象が強く残っています。映画の中に本物の自衛隊戦闘車両がたくさん登場していて、それまで模型の自衛隊だけが戦闘する怪獣映画を見慣れていた筆者はかなり驚きました。

1996は第二作『ガメラ2 レギオン襲来』。螢雪次朗さんがギャオスのショックで警察官を辞めてビール工場の警備員役で登場したのには笑いました。特撮のクオリティーが『1』に比べて格段にアップしています。怪獣映画でありながら人間関係や日常的なドラマ部分も丁寧に作り込まれているので何度観ても楽しめます。映画の完成度はガメラ2が最も高いと思っています。

※映画の感想は筆者個人の私的なものです

『ガメラ 大怪獣空中決戦』の東京タワーのシーンが再現されています。実際に撮影に使われた様な迫力が感じられます。

※2023年11月撮影

テレコで音声を同時に録音するフィルム撮影現場の必需品「カチンコ」とフィルムカメラの模型。筆者も駆け出しの頃、本番前に何度も「カチンコ」の練習をしました。(笑)

※2023年11月撮影

窓際に「ガメラ」と「レギオン」。

※2023年11月撮影

精密な「ギャオス」の頭部もあります。

※2023年11月撮影

ショップ内には様々な「ガメラ」がおかれていました。

※2023年11月撮影

たっぷり楽しませていただき「SHOP MAJIN」を退出。「大魔神」に挨拶して撮影所を出ました。

※2023年11月撮影

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)