総延長163km、日本最長の三セクを楽しむ 「新・鉄道ひとり旅」231回目の舞台は岩手県の「三陸鉄道」
鉄道BIG4のダーリンハニー吉川正洋さんらが全国鉄道をぶらりひとり旅して回る。そんな「新・鉄道ひとり旅」も231回目を迎えます。
スカパー!「鉄道チャンネル」(Ch.546)での初回放送は2024年8月3日(土)夜10時から。今回の舞台は岩手県の「三陸鉄道」。三セクとしては日本最長となる盛~久慈間163.0kmの鉄道路線を運営しています。
三陸鉄道は1984年に日本初の三セク鉄道として開業。当初は南リアス線(盛~釜石)と北リアス線(宮古~久慈)の2つの路線を運営していました。
1本の路線となったきっかけは、東日本大震災です。被災して不通となっていたJR山田線(釜石~宮古)が2019年に三陸鉄道に移管され、盛~釜石~宮古~久慈が1本でつながり、「三陸鉄道リアス線」として新たなスタートを切りました。2024年は開業40周年という節目の年にあたります。
今回は盛駅から、36-700形に乗ってスタート
今回の旅は盛駅から始まります。まずは36-700形に乗り、全国で4つしかない「恋」がつく駅の1つ、恋し浜駅へ。
降車した時に吉川さんの目に入ったのは車体に書かれたアラビア語、英語、日本語でそれぞれ書かれた文章。これは東日本大震災の際に中東のクウェート国からいただいた支援に対する感謝の気持ちを表したものです。
その後、恋し浜駅に飾られているホタテの絵馬や駅の外にあるハート型のモニュメントなど、名物を見て回ります。
続いて宮古行きの車両に乗り、鉄の町・釜石へ。三陸鉄道が通る赤い鉄橋の近くまで散歩し、鉄橋を走る36-100形を撮影。今回も撮り鉄活動を満喫しています。
そしてここから元・JR山田線の区間に進んでいきます。果たしてこの先ではどんな出会いがあるのでしょうか? 震災や台風の被害を乗り越え、三セクとしては日本一の長さを誇るローカル線の旅。是非お楽しみください。