※2019年6月撮影

トップ画像は、JR北海道、2021年(令和3年)に鵡川~様似間が廃止された日高本線の本桐(ほんきり)駅。蓬栄駅からは3.2km。シックな木造駅舎と右には別棟のモダンなトイレがありました。

平屋にしてはちょっと屋根の高い不思議なプロポーションの駅舎。有人駅時代の駅舎が使われています。

※2019年6月撮影

待合室には、良い感じの木製ベンチ。

※2019年6月撮影

本桐駅は、島式ホーム1面2線で列車交換可能な駅です。ホームには、苫小牧側の構内踏切で渡ります。構内踏切への通路からホーム上の駅名標。

※2019年6月撮影

本桐駅は。1935年(昭和10年)開業。2015年(平成27年)低気圧による高波で鵡川~様似間が不通になり駅は休止。2021年(令和3年)同区間が廃止されたことで駅も廃止されました。

ホームから駅舎と駅名標。

※2019年6月撮影

下り線側には側線があります。

※2019年6月撮影

ホームから様似方面。側線が分岐しているのがわかります。この駅から終点の様似駅までは、一閉塞、列車交換できる駅がありません。

※2019年6月撮影

駅舎前から国道方面。国道沿いには商店がありました。

※2019年6月撮影

荻伏駅までは、7km以上離れています。広大なサラブレッドの牧場がありました。

※2019年6月撮影

優美な馬たち。サラブレッドの美しさは見飽きません。

※2019年6月撮影

荻伏駅は貨車改造の駅舎でした。右に別棟のトイレ。

※2019年6月撮影

駅舎にアルミサッシの引き戸が付いています。同立浦河高校美術部の生徒さん達が気球のイラストで駅舎を飾りました。手前部分は、有人駅時代の駅舎の基礎の様に見えます。

駅舎のホーム側は、水平線から顔を出す太陽が描かれています。

※2019年6月撮影

単式ホームと駅名標。奥が苫小牧方面です。昔は列車交換可能な島式ホーム1面2線だった様です。たぶん駅舎側にも線路があったのでしょう。

※2019年6月撮影

駅は、1935年(昭和10年)に開業。2015年から鵡川~様似間の列車運行が休止。2021年同区間が廃止となり駅も、廃止されました。

駅舎内はきれいに掃除されています。かつては、この駅に勤務していた方が、委託を受けて切符を販売していたそうです。左奥がそのスペースだった様です。

※2019年6月撮影

駅前には民家がならんでいます。列車代行のバス停は、国道までの間にありました。

※2019年6月撮影

次回は、サラブレッド牧場の横にある絵笛駅です。

(文・写真) 住田至朗

※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。

※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)『北海道 駅名の起源』(日本国有鉄道北海道総局/1973年)他を参照しています。

※鉄道、駅などは鉄道会社、利用者の皆様のおかげで撮影させていただいています。ありがとうございました。