※2016年9月

トップ画像は、JR北海道札沼線、2020年(令和2年)5月に廃止された非電化区間の終点新十津川駅に到着するキハ 40 402。

筆者は、9:28着のこの列車が折り返す9:40は石狩当別行に乗るために、函館本線滝川駅からバスで新十津川駅に来ました。

※2016年9月

始発=終電(ディーゼルカーですが)を見送りに子供たちが来ました。

※2016年9月

札沼線非電化区間では見たことの無い混雑。札沼線のこの区間が廃止されることで全国から鉄道ファンが乗りに来ているのです。

※2016年9月

乗客は、いったん全員が車両から降ります。新十津川駅にこんなに多くの人がいること自体、極めて珍しい光景です。

※2016年9月

始発にして最終列車なので、乗ってきた鉄道ファンの多くが、またキハ40に乗り込みます。

※2016年9月

筆者もキハ40 402に乗って北海道医療大学駅を目指します。子供たちがお見送り。

※2016年9月

ここからは、2019年(令和元年)6月にレンタカーで札沼線非電化区間の駅を撮りに来た時の写真です。

新十津川駅舎前には、新十津川観光協会の観光案内所の看板。「ラストランまで あと312日 LUST RUN 2020.5.6」と書かれています。

※2019年6月

以前にも出しましたが、駅舎横には、札沼線グッズを販売する「駅市」が出店していました。営業時間は、9時~10時半。始発=終電が10:00発(2016年は9:40でした)なのでその前後しか営業しません。

※2019年6月

新十津川駅にはトイレがありません。

※2019年6月

駅前の道路を渡った「寺子屋」でトイレを借ります。飲料自動販売機がキハ40 402です。

※2019年6月

右が店の出入口。

※2019年6月

親切なお婆ちゃんが店を切り盛りしていました。トイレを借りた御礼に、右下の小さな日本酒を買いました。北海道新幹線のグランクラスで提供される銘柄なのです。

※2019年6月

駅に戻ってホームに出ると、2015年、2016年にはなかった柵がホームに作られていました。

※2019年6月

剰りの混雑にホームからこちら側に滑り落ちてしまう方がいたのかもしれません。

※2019年6月

「ご案内 乗降ドア「開」時期について 準備でき次第「開」となりますのでお待ち下さい。石狩当別駅長」というパネルを初めて見ました。よほど混雑しているのでしょう。

※2019年6月

列車到着までまだ1時間ほどあります。駅舎のホーム側出入口の上の「歓迎 ようこそ新十津川へ」看板が新しくなっていました。駅舎右側にあったポニーの「のびのび牧場」が無くなっています。

※2019年6月

2016年9月に来た時の「のびのび牧場」。奥に空知中央病院が見えます。

※2016年9月

始発列車が来るまで45分ほどありますが、筆者は移動します。

※2019年6月

最期に札沼線非電化区間の終端部。望遠レンズで撮った写真。

※2016年9月

駅廃止後の「駅跡さくら公園」にも終端部の車止めはありますが、元の位置から150メートルくらいホーム側に移動されています。

廃止された札沼線非電化区間の駅めぐりは、これで終了します。

次回は、2016年(平成28年)12月に廃止された留萌本線の留萌~増毛間。さらに2023年4月に廃止された石狩沼田~留萌間など、古い写真で紹介します。

(文・写真) 住田至朗

※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。

※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)『北海道 駅名の起源』(日本国有鉄道北海道総局/1973年)他を参照しています。

※鉄道、駅などは鉄道会社、利用者の皆様のおかげで撮影させていただいています。ありがとうございました。