京急電鉄と三井不動産が2025年10月3日、神奈川県三浦市の油壺エリアにおいて「リゾートエリアの創出」に向けた事業計画検討を共同で推進するための、協定の締結を発表しました。
かつては、家族連れでにぎわった大人気の水族館「京急油壺マリンパーク」があったこの場所は、相模湾と富士山、そして美しい夕日を望む唯一無二のロケーションです。両社はそれぞれの強みを活かし、地域と連携しながら三浦半島の魅力を高めるべく、持続可能な開発を進めるとしています。

油壺エリア跡地にリゾートホテル構想


京急電鉄は、1968年から2021年まで水族館「京急油壺マリンパーク」を運営してきました。閉館後も地域住民にとって思い出の詰まった特別な場所であり、その跡地を舞台に新たなリゾート開発が検討されます。今回の協定締結により、京急電鉄の地域密着型の知見と、三井不動産の国内外でのホテル・リゾート開発の実績が融合し、訪れる人々に愛される施設づくりが進められます。

京急電鉄と三井不動産の強みを活用

ハレクラニ沖縄

京急電鉄は「移動」と「まち創造」を両輪とした事業展開で地域発展を支えてきました。
一方、三井不動産はハワイ・オアフ島を代表するラグジュアリーホテル「ハレクラニ」をはじめ、伊勢志摩の「AMANEMU」や「ハレクラニ沖縄」「フォーシーズンズホテル東京大手町」「ブルガリホテル東京」など、国際的評価を受けるホテルを開発・運営。フォーブストラベルガイドやミシュランキーでの受賞実績もあり、世界基準で高い評価を得ています。両社がタッグを組むことで、油壺エリアは国際的にも注目されるリゾート地へと進化することが期待されます。

持続可能な開発と地域連携

事業計画の詳細は今後検討されますが、地域と協力しながら自然環境を尊重した持続可能な開発を推進するとしています。相模湾や富士山を望む景観を最大限活かし、観光拠点としての価値を高めるだけでなく、地域住民からも愛されるリゾートホテルの実現を目指します。

京急電鉄と三井不動産による油壺リゾートホテル計画は、三浦半島の新たな魅力を発信する拠点となる可能性を秘めています。かつてのマリンパーク跡地がどのように生まれ変わるのか、今後の動きに注目が集まりそうです。
(画像:京急電鉄/三井不動産)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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