横須賀の玄関口が、ついに未来へと動き出しました。京急電鉄・横須賀中央駅前の「若松町1丁目地区第一種市街地再開発事業」が、2026年1月21日に起工式を迎え、新築工事に着手しました。かつて地域の商業を支えた「横須賀プライム」跡地を含むエリアが、地上33階、高さ約130mの超高層複合ビルへと生まれ変わります。2029年末の完成に向けた本プロジェクトは、駅直結の利便性に加え、商業・ホテル・住宅が融合。三浦半島への観光・ビジネスの拠点として、街の利便性と回遊性が飛躍的に向上することが期待されています。変貌を遂げる駅前の施設構成の全貌などをレポートします。

街の記憶を継承し、次世代のランドマークへ

位置図(イメージ)

「若松町1丁目地区第一種市街地再開発事業」は、京急本線横須賀中央駅の東側に隣接する約0.6ヘクタールの区域で進められます。この場所は、かつて地域の商業の核であった「横須賀プライム」があった、いわば「街の記憶」が刻まれた場所です。

今回の事業では、商業・宿泊・住宅の機能が一体となった新たなランドマークを建設。2029年12月の竣工を目指し、横須賀市の中心市街地活性化に大きく寄与することが期待されています。

京急沿線の拠点性がさらに強固に

横須賀中央駅は、京急電鉄にとっても主要な拠点駅の一つ。今回の再開発で「商・宿・住」が融合することで、滞在型の拠点としての魅力が一段と増すことになります。特にホテル機能の導入は、横須賀・三浦エリアを巡る鉄道旅の拠点として、ファンや観光客にとっても心強い存在になるでしょう。

横須賀中央エリアを象徴する「ツインタワー」の景観

建設される建物は、地上33階建て、高さ約130mを誇る超高層建築物です。注目すべきは、隣接する大滝町2丁目地区で既に整備されている「リドレ横須賀/ザ・タワー横須賀中央(地上38階、高さ約143m)」と並び立つ点にあります。

この2棟の超高層ビルが並ぶことで、横須賀中央駅周辺のスカイラインを形成する「ツインタワー」の景観が創出されます。海上や遠方からも一目で「横須賀の核」と分かる、象徴的な景色が生まれることになります。

駅からフラットに繋がる!利便性と賑わいの33階建て複合ビル

本施設の最大の強みは、駅直結という圧倒的な立地。横須賀中央駅の改札口から、既存のペデストリアンデッキ(Yデッキ)を通じて、フラットなレベルで建物内(2階フロア)へアクセスできるようになります。

施設構成の概要

・11階~33階・5階:住宅ゾーン(分譲マンション273戸、約25,790平方メートル)
・6階~10階:ホテルゾーン(京急EXイン横須賀中央駅前(仮称)、客室数129室、約3,599平方メートル)
・1階~4階:商業ゾーン(旧横須賀プライムの記憶を継承、約7,209平方メートル)
・地下1階:駐車場(約2,533平方メートル)
5階には市民や来街者も利用できる屋上広場も整備されます。

京急EXイン(仮称)も進出、観光・ビジネスの新たな拠点に

中層部のホテルゾーンには、京急電鉄が「京急 EX イン横須賀中央駅前(仮称)」を出店する予定です。客室数は129室(シングル・ツインほか)を計画しており、駅直結の利便性を活かした観光やビジネスの需要喚起を狙います。
横須賀市は観光都市としての潜在能力が高く、駅前の宿泊インフラが整うことで、夜間の賑わいや滞在型観光の促進にもつながります。

2029年末、新しく生まれ変わる「横須賀のメインゲート」として、いよいよカウントダウンが始まった「若松町1丁目地区」の再開発。駅直結の利便性と超高層の開放感を兼ね備えた、新しい横須賀の顔に期待が高まりますね。工事が進む様子も、駅前を通る際はぜひチェックしてみてください!
(画像:若松町1丁目地区市街地再開発組合、京浜急行電鉄)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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