都営三田線6000系が秩父鉄道でよみがえる!”正面装飾を外し赤帯・青帯を再現”し運行、記念乗車券・撮影会も

懐かしの“三田線の顔”が、秩父路で完全復活を遂げます。秩父鉄道が、元都営三田線6000系である5000系電車の2編成を、東京都交通局所属当時の姿へ復刻させます。正面の装飾を外し、赤帯と青帯をそれぞれ再現した今回のプロジェクトは、ファンの熱い要望により実現したものです。この特別車両の運行は、赤帯の5002号が2026年3月上旬から予定されており、青帯の5003号は2025年11月末から既に開始されています。3月7日(土)には3編成が並ぶ貴重な撮影会が開催され、硬券セットの記念乗車券が登場します。
都営三田線から来た秩父鉄道5000系
秩父鉄道の主力車両5000系は、都営地下鉄三田線で運行していた6000系を3両編成に組み替え、秩父鉄道向けに改造した車両です。秩父鉄道では、老朽化した車両の更新にあわせて、他社から導入した車両を自社仕様に改造し、運用してきました。

今回秩父鉄道では、5000系電車2編成について、東京都交通局(都営地下鉄三田線)所属時の外観を再現します。
都営三田線は1968年に開業し、1976年に全線が開通しました。2000年から東急目黒線と直通運転を開始。現在は新横浜方面へも乗り入れています。
秩父鉄道5000系は1999年11月、クーラーのなかった2000系(元東急電鉄7000系)に代わって導入されました。
都営三田線で使用されていた6000系を3両編成に組み替え、秩父鉄道向けに改造した車両です。車体のブルーラインは三田線時代から引き継いでおり、鉄製の骨組みにステンレスを貼り付けた「スキンステンレス」構造が特徴です。

都営三田線6000系電車が「正面装飾なし・側面赤帯」で走っていたのは1968年~1970年、「正面装飾なし・側面青帯」は、1970年~1988年だったそうです。
今回、相模鉄道50000系が正面の装飾を外し、側面の帯を都営線当時の仕様に変更します。5002号は赤帯、5003号は青帯とし、5003号の青帯は当時の塗装色に合わせるとしています。
【5000系電車装飾変更について】
対象車両:5000系電車、5002号・5003号(元東京都交通局 都営三田線所属6000系)
変更内容
・5002号:正面装飾なし、側面赤帯(変更前:正面青帯、側面青帯)
・5003号:正面装飾なし、側面青帯(変更前:正面青帯、側面青帯)
運行期間
・5002号:2026年3月上旬~当面
・5003号:2025年11月末~当面
記念撮影会・記念乗車券
これに合わせ、撮影会が3月7日午前10時から正午まで、広瀬川原車両基地で実施されます。
5002号、5003号に加え、5001号も並べて3編成を撮影できます。募集は30人で、2月17日から受付をしていましたが、本記事掲載時点で、すでに受付が終了しています。(状況は公式ページでご確認ください)

記念乗車券の販売
また、記念乗車券も発売されます。販売は3月7日から5月31日まで、価格は1500円。羽生600円区間、熊谷600円区間、秩父300円区間の大人片道券を各1枚、C型硬券3枚のセットで特製台紙付きです。羽生、熊谷、寄居、長瀞、秩父、御花畑の各駅窓口のほか、オンラインショップでも取り扱うということです。
・記念乗車券: 1,500円、C型硬券3枚セット

【豆知識】秩父鉄道を走る個性豊かな車両たち
秩父鉄道では、今回復刻される5000系以外にも、他社で活躍した名車両たちが自社仕様にカスタマイズされて運用されています。
7000系・7500系・7800系(元東急電鉄)
いずれも東急のステンレス車両をベースにした省エネ車両です。
力強い外観の7000系は、東急電鉄で使用されていた8500系電車を3両編成に組み替え、秩父鉄道仕様に改造されました。
7500系は、東急電鉄の8090系電車を3両編成に組み替えて改造。軽量ステンレス車体を採用し、断面を卵型とすることで車体のひずみを抑える構造としています。
7800系は、7500系と同じ8090系を改造した車両ですが、運転室のない中間車に新たに運転台を設け、2両編成としました。
このように、同じルーツを持ちながらも異なる特徴を楽しめます
6000系(元西武鉄道)
急行用の6000系は、元西武101系を3両編成に組み替え、特急レッドアロー号で使われていたクロスシートを取り付けるなど、急行仕様に改造した車両です。秩父鉄道の電車で唯一の鉄製車体を持つ特別な存在です。
これらの車両とともに、都営三田線時代の姿を取り戻した5000系が秩父路を駆け抜けます 。
今回の秩父鉄道の粋な計らいは、単なる色替えではなく、かつて都心の地下を支えた名車両への敬意が込められた企画です。30名限定の影会は既に予約が始まっており、争奪戦が予想されます。もし撮影会を逃しても、記念乗車券の販売や通常の路線運用でその勇姿を拝むことは可能です。2026年の春、都営三田線の記憶を纏った5000系とともに、秩父の鉄道風景を切り取りに出かけてみてはいかがでしょうか。
(写真:秩父鉄道)
鉄道チャンネル編集部
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