
2026年10月20日より、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約「EXサービス」とJR西日本のインターネット列車予約サービス「e5489」の連携がスタートし、新幹線と在来線特急の予約情報がアプリでまとめて確認できるようになります。また、改札通過時の「EXご利用票」の電子化や、マイナンバーカードを活用した年齢・障害者向けの新しい割引商品も続々と登場しています。これから出張や旅行で新幹線と特急を乗り継ぐ方や、これまでみどりの窓口に並んで切符を買っていた学生・シニア層にとって、スマホひとつでスムーズな乗車が可能になる大きな変化です。
本記事では、今回のサービス連携で具体的に「何がどう便利になるのか?」をはじめ、完全チケットレス化に向けたスケジュールや、おトクな新割引の利用方法について詳しく解説します。
「EXサービス」と「e5489」の連携で乗り継ぎがスムーズに
新幹線と在来線特急の予約情報をまとめて表示

これまでは新幹線から在来線の特急列車に乗り継ぐ際、「EXサービス(エクスプレス予約・スマートEX)」と「e5489」それぞれの画面を開いて予約内容を確認する手間がありました。今回の連携により、2026年10月20日から両方の予約情報が「EXアプリ」や「WESTERアプリ」上でまとめて確認できるようになります。移動中の慌ただしい乗り換え時でも、スマホひとつでスムーズに情報をチェックできるのは旅行者にとって嬉しいポイントです。
アカウント連携によりスムーズなログイン操作へ
サービス間を移動する際の面倒なログイン操作も不要になります。また、「WESTER会員」の方がこれから「EXサービス」に新規登録する場合、すでに登録してある会員情報が自動で入力される仕組みになりました。逆の場合も同様で、会員登録の入力の手間が省けるため、まだどちらかしか登録していない人は、この機会に連携しておくとより便利になりそうです。
「EXご利用票」が電子化! 紙のチケットレス化が加速

EXアプリで座席番号や発車の番線がすぐわかる
新幹線の自動改札を通過するときに発券されていた紙の「EXご利用票」。これが2026年9月15日から順次電子化され、乗車日になると「EXアプリ」上で「座席のご案内」として確認できるようになりました。改札を通過するとプッシュ通知でお知らせが届くため、すぐに座席番号を確認できます。さらに、これまでの紙の利用票では分からなかった列車の発車番線や遅延・運休情報もアプリ上に表示されるようになり、利便性が大きく向上しています。
改札からの紙のご利用票は2027年2月に発行終了へ
この電子化にともない、自動改札機から出てくる紙の「EXご利用票」は、2027年2月をもって発行を終了する予定となっています。これまで改札機で紙を受け取るのが習慣になっていた方も、今後はスマホの画面を確認して乗車する新しいスタイルへとスムーズに移行していきそうですね。
なお、紙の「EXご利用票」がなくなることで、これまで出張の経費精算の証明として利用票を活用していたビジネスパーソンは、今後アプリやWeb上から領収書をPDF等で発行・保存する運用への切り替えが必要です。
マイナンバーカードを活用した新たな割引商品が登場!
年齢で選べるお得な「EX U22割」と「EX 65+割」が新登場
「EXサービス」では初となる、年齢を条件とした新しい割引商品が新設されました。18歳から22歳までを対象とした「EX U22割」と、65歳以上を対象とした「EX 65+割」の2種類です。これらの商品は、マイナンバーカードやマイナポータルから取得した年齢情報を事前にアプリへ登録することで購入可能になります。学生の方の旅行や、シニア世代のゆったりとした鉄道旅がさらに手軽に楽しめるようになります。なお、設定期間は2027年3月末までとなっています。
障がい者割引もネット予約・チケットレス乗車に対応
これまで駅の窓口などで購入する必要があった身体障がい者割引や知的障がい者割引を適用したきっぷも、ネット予約とチケットレス乗車が利用できるようになりました。こちらもマイナポータルから取得した障害者手帳情報などを事前に連携させることで利用可能です。窓口に並ぶ手間が省け、より多くの方がスムーズに新幹線を利用できる環境が整ってきました。
みどりの窓口に並ぶことなく、スマホひとつで完結するこれからの新しい鉄道旅。年末年始の帰省や冬の旅行シーズンが本格化する前に、アプリの連携やマイナンバーカードの登録を済ませておき、よりスマートで快適になった新幹線の旅をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
(TOP画像:Pixta、その他画像:JR東海・JR西日本・JR九州)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)