
2026年10月10日(土)、JR新山口駅近くの「下関総合車両所 新山口支所」にて一般公開イベント「SLフェア2026」が開催されます。入場料および体験料はすべて無料・事前予約不要で、秋の休日のおでかけや家族連れ、鉄道ファンにとって絶好の体験型イベントです。さらに新山口駅の隣・周防下郷駅近くでは、鉄道BIG4・南田裕介氏のトークショーも同日開催します。普段は立ち入れない車両基地の裏側で、キハ120形の模擬運転操縦や迫力ある転車台回転・入換体験、各種作業体験や鉄道グッズ販売など、大人から子どもまで楽しめる限定コンテンツが目白押しです。
本記事では、「SLフェア2026」の開催概要や会場アクセス、見逃せない注目の体験コンテンツ、同時開催のトークショー情報、さらには新山口駅周辺の見どころまで解説します。
「SLフェア2026」10月10日開催! アクセス方法は?
下関総合車両所新山口支所を無料一般公開

SLやまぐち号の運行を支える地域の人々やファンへの感謝を込め、山口デスティネーションキャンペーン(山口DC)に合わせて特別なイベントが決定しました。開催日時は2026年10月10日(土)の10:00~15:00。入場料だけでなく各種イベントの体験料も無料となっています。雨天決行ですが荒天時は中止。秋の週末のおでかけにぴったりの鉄道イベントです。
会場は新山口駅から徒歩約15分!

会場となるのは下関総合車両所 新山口支所。新山口駅の北側から東方面へ向かって徒歩約15分の場所に位置しています。会場および周辺には駐車場が一切用意されていません。必ず電車やバスなどの公共交通機関を利用してご来場ください。また、車両所内は足元が不安定な箇所が多く見受けられます。怪我を防ぐためにも、当日はスニーカーなどの歩きやすい靴で出かけましょう。
新山口駅ってどんな場所?

新山口駅は山陽新幹線「のぞみ」「さくら」「こだま」などの停車駅で、在来線も3路線が乗り入れる交通の要衝です。新山口駅を起点に津和野駅へ向かう観光列車「SLやまぐち」をはじめ、新山口駅〜益田駅の全線が非電化区間のためディーゼル気動車が走る「山口線」、そして「山陽本線」や「宇部線」を利用でき、新幹線・SL・ディーゼル・電車が一堂に会するスポットでもあります。

新山口駅南口の1番線SL広場には「D51動輪」が展示されています。
【参考】【2026秋・山口観光】SLやまぐち号「貴婦人」復活&「はなあかり」初走行区間も!山口DCの注目観光列車まとめ きっぷの取り方は?(※2026年8月掲載) https://tetsudo-ch.com/13033320.html

山陽新幹線に乗車する際は、ホームの景色も堪能しておきましょう。新幹線上り(広島・大阪方面)のホームの端から、車両基地を見ることができます。SLやまぐちが方向転換するための転車台(トップ画像)は、この奥にあります。

南北自由通路を通って在来線側へ移動

新幹線側の南口から在来線側の北口に移動する際は、南北自由通路を通って移動します。ここで筆者が楽しみにしていたのが「垂直庭園」。パトリック・ブラン氏監修による壁面緑化アートで、山口県内で採取した135種類の植物により構成されています。

2018年にリニューアルした新山口駅北口駅前広場「0番線」。ベンチやデッキなど、あちこちに地元の木材を取り入れつつ、白をベースとしたスタイリッシュな空間が広がっています。

壁面に山口を代表する俳人「種田山頭火」のシルエットを発見! 周辺の柱には、山頭火の俳句や同じく山口県出身の詩人「中原中也」の詩が書かれていました。

北口バスターミナルの案内所の裏側には、大きなバスのイラストが描かれていました。この建物の2階には観光案内所があります。

1階ロータリーがバス乗り場になっていて、山口宇部空港や萩・秋芳洞方面、湯田温泉方面、長門・湯本温泉方面など各所に移動できます。

ひときわ目を引いたのが「0」のモニュメント。「まちと駅をつなぐ」というコンセプトをもとに、駅がまちへ進出していくイメージから「0番線」と名づけられたのだとか。

在来線を利用するのであれば「SLやまぐち」などが発着する在来線1番線(山口線・山口・津和野方面)に立ち寄りましょう。ホームの端にはSL広場があります。

かつての駅名を残すとともに「D51形蒸気機関車 主動輪」を展示。旧厚狭機関区構内に展示されていたものをJR貨物が寄贈。SL広場開設の際、記念として移設しています。

キハ120運転体験から転車台まで充実の体験コンテンツ
キハ120模擬運転や転車台回転など見どころ満載の車庫体験

イベント当日は鉄道の仕組みや働く現場を間近で体感できるプログラムが目白押し。キハ120模擬運転操縦・放送体験をはじめ、迫力ある転車台回転・入換体験を楽しめます。さらに車両展示やヘッドマーク展示、駅の機械のひみつ展や踏切非常ボタン体験も用意。保線用器具の実物展示と操作体験、土木検査器具体験、建築パネル展示・実寸体験、トロリ線接続・ハンガ取付体験など、普段触れられない技術の世界をじっくり観察できます。
子どもから大人まで楽しめる制服体験や鉄道グッズ販売

家族連れに嬉しい体験コーナーも豊富に揃っています。こども制服着用体験やペーパークラフト作成、牛乳パック列車コーナー、会場を巡るスタンプラリーを体験可能。お腹が空いたらキッチンカー出店や物販コーナーでのお買い物を楽しみましょう。注目の鉄道グッズ販売に加えて山口県観光PRブースや津和野町観光PRブースも出展。なお、都合によりイベント内容や展示車両が変更となる場合がある点にご注意ください。
周防下郷駅前で開催される“鉄道BIG4”南田裕介氏トークショー
10時30分スタート!山口市小郡ふれあいセンターでの特別企画
SLフェアと同日の2026年10月10日(土)には、関連イベントとして注目のトークショーを実施します。時間は10:30~11:30の1時間。会場は山口線 周防下郷駅を降りてすぐの場所にある山口市小郡ふれあいセンター 体育館。参加無料かつ事前申込不要で楽しめます。定員は先着100名限定。気になる方は早めに会場へ足を運んでおきましょう。
新山口駅から周防下郷駅は、JR山口線で1駅約3分。また、SLフェア会場(新山口支所)から周防下郷駅周辺まで徒歩15〜20分程度の距離のため、午前のトークショーを見学してから車両基地イベントへ移動するルートもスムーズです。
JR山口線や鉄道の魅力を語り尽くすトークイベント
こちらのトークショーを主催するのは山口線利用促進協議会。“鉄道BIG4”としておなじみの南田裕介氏が登壇します。テーマは「JR山口線や鉄道の魅力を語る」。SLフェア2026の車両所公開とあわせて訪れることで、山口の鉄道が持つ魅力をより深く味わえること間違いなし。新山口支所での体験イベントとあわせて、ぜひ周防下郷駅前へ足を伸ばして参加してみませんか?
普段は入ることのできない車両基地の裏側を体感し、本物の鉄道技術に触れられる「SLフェア2026」。無料かつ予約不要で楽しめる体験プログラムが満載で、家族連れのおでかけはもちろん、鉄道ファンにとっても見逃せない1日となります。2026年の秋は、山口デスティネーションキャンペーンで盛り上がる新山口へ、鉄道の魅力を探る旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
(画像:JR西日本、鉄道チャンネル)
文:斎藤若菜
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)