関西の大晦日~元旦の終夜運転まとめ、近鉄・京阪は朝まで?JR・阪神・大阪メトロなど年末年始ダイヤ一覧、V2025 優勝の熱狂で初詣へ!

2025年は、阪神タイガースのリーグ優勝や大阪・関西万博の開催など、関西が世界中から注目を浴びた一年でした。 そんな記念すべき2025年の締めくくり、関西の鉄道各社から年末年始の運行計画が発表されています。
今年は近鉄や京阪電鉄が終夜運転を実施し、伊勢神宮や伏見稲荷大社への深夜参拝を支えます。一方で、JR西日本は3時頃までの延長運転に留まり、阪急・阪神・大阪メトロは実施しないなど、各社で対応が分かれています。初詣やカウントダウンに出かける前に、最新のダイヤをチェックして「帰りの足」を確保しておきましょう。本記事では主要路線の運行間隔や、住吉大社への臨時停車情報などを分かりやすく解説します。
関西圏では、近鉄と京阪が終夜運転を実施
近鉄は、大晦日から元日にかけて終夜運転を実施します。
奈良線、京都線、橿原線など主要路線で深夜帯も列車を運行します。
伊勢方面では、特急「ひのとり」を含む臨時列車が設定され、伊勢神宮への参拝客に対応します。沿線の代表的な初詣先には、橿原神宮や伊勢神宮があります。

京阪は、京阪本線、鴨東線、中之島線、交野線、宇治線で大晦日の終夜運転を行います。
31日夜から翌朝にかけて、15分から40分程度の間隔で運行されます。石清水八幡宮参道ケーブルも終夜運転を実施します。沿線の初詣先としては、石清水八幡宮や伏見稲荷大社があります。

JR西日本は終夜運転無しだが、一部で3時頃まで延長運転
JR西日本は、京阪神エリアにおいて終夜運転は実施せず、終電後の時間帯に限って臨時列車を運転します。
大阪環状線では、0時ごろから午前3時ごろまで、おおむね10分間隔で運転します。JRゆめ咲線も同様に、深夜帯にかけて運転されます。
また、奈良方面では、万葉まほろば線で23時半ごろから午前3時ごろまで、約40分間隔で列車が運転されます。沿線の初詣先としては、京都の伏見稲荷大社や、奈良県桜井市の大神神社などが知られています。
南海は終夜運転無し、元旦~は住吉大社参拝用に住吉大社駅に臨時停車
南海は、大晦日の終夜運転や終電延長は行いません。全線で通常の土曜・休日ダイヤで運行します。
一方で、住吉大社への初詣や初売りへの誘客のため、1月1日(木)から4日(日)までの10:00~16:20に、南海本線空港急行・区間急行を住吉大社駅に臨時停車します。

阪急・阪神・大阪メトロは終夜運転は延長運転は実施せず
阪急は、大晦日も通常の土曜・休日ダイヤで運行し、終夜運転や臨時列車は設定しません。沿線では、京都の松尾大社や神戸の生田神社が初詣客でにぎわいます。

阪神も、大晦日の深夜運転や終夜運転は行わず、土曜・休日ダイヤで運行します。
沿線では、西宮神社が初詣の名所として知られています。また、神戸市の六甲ケーブルでは、元旦の初日の出を六甲山上で楽しむための早朝特別運転を実施します。(元旦は六甲ケーブルが早朝6時から臨時運行)

大阪メトロは、地下鉄・ニュートラムともに終夜運転を行いません。
年末年始は土曜・休日ダイヤでの運行となります。沿線では、大阪天満宮や今宮戎神社などが初詣の参拝先として知られています。
【関西エリア運行状況・比較表】
◎ 終夜運転あり:近鉄、京阪朝まで運行。京阪は特急プレミアムカーも連結
△ 3時頃まで:JR西日本大阪環状線・JRゆめ咲線・万葉まほろば線など
× 実施なし:阪急、阪神、大阪メトロ、南海南海は住吉大社への昼間臨時停車あり
年末年始は初詣客や行事の影響で駅や車内が混雑する可能性があります。各社の公式サイトなどで最新の運行情報を確認ください。
阪神の優勝パレードや万博の熱気が冷めやらぬまま迎える、2026年の幕開け。 今年は路線によって「深夜3時で打ち切り」となる区間が多いため、深酒をして乗り遅れないよう十分にご注意ください。 終夜運転をフル活用して、関西各地の神様へ一年の感謝を伝えに行きませんか?どうぞ良いお年をお迎えください。
(写真:PIXTA)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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