ようやく終点の間藤駅

第一松木川橋梁(56.45m)を渡ります。1889年(明治22年)にイギリスで作られたトレッスル形式の橋脚が特徴らしいのですが列車で通過するのでは見えません。1911年(明治44年)完成、1914年(大正3年)から使われているそうです。登録有形文化財。

ほどなく終点の間藤駅。桐生から1時間30分ほどの旅でした。

終端部の先には足尾本山という貨物駅があったのですが1987年(昭和62年)に足尾銅山精錬所の貨物輸送が終了し間藤〜足尾本山間1.9kmは休止状態になりました。1998年(平成10年)には鉄道事業免許が失効して廃線になりました。現在使われているホームはかつて貨物線用でした。

ADVERTISEMENT

立派な駅舎がありますが無人駅です。最盛期は駅員が18人居たそうです。

旅客終着の間藤駅、という看板がありました。右後ろに移っている展望台(?)に乗ってみます。

展望台からの撮影。桐生からここまで乗って来たWKT-500形(501号)。

駅舎、終端部、車両の3ショットです。

この左側の花壇になっている部分のホームに切り欠きがあって、かつてはこちら側が旅客用の線路が敷かれていたようです。

駅名標と車両。ここは栃木県日光市足尾町なのです。

実はすぐに折り返さず間藤で次の列車を74分待つ予定でしたが、乗って来た運転士さんに沢入駅〜間藤駅往復分の精算をしてもらっている時に言うと「近隣に商店も無いしゼッタイに止めた方が良い」と強く言われたので急遽そのままこの列車で折り返すことにしました。帰路の写真を紹介しながら桐生に向かいます。

先程渡った第一松木川橋梁の左下に人と自転車用のトラス橋が見えます。

足尾駅に間藤側から近づくと分岐している線路がよく分かります。タンク車や気動車が留置してある線路は本線とは繋がっていません。駅名標の後に見えた側線は繋がっている様に見えます。

右側に広大な貨物ヤードがあったことを感じさせます。

足尾駅舎、良いですねぇ。

神戸駅で列車交換「わ89ー310形」315号です。上りホームには荷物を抱えた人が居ますがこの人はわたらせ渓谷鐵道の方みたいでした。

神戸の木造駅舎、良いですけど少し傾いていますかしら。

例の謎の廃墟。

後方に道路がある様です。航空写真では確認できましたが道路側からの入口は見つかりません。

すっかり夜が明けた中野駅です。

まだまだ見ていただきたい写真があるので【私鉄に乗ろう 13】わたらせ渓谷鐵道 その7 花輪駅〜相老駅 に続けます。

(写真・記事/住田至朗)