日立製作所笠戸事業所から出場した英国グレート・ウェスタン・レイルウェイ(GWR:Great Western Railway)向けクラス802(Class 802 Intercity Express Trains)5両が、海を渡り、6月17日にイギリス・サウサンプトン港に到着しました。

この日、列車を運行するGWRや日立などの幹部陣に迎えられて陸揚げされたクラス802シリーズ5両は、イギリス南西端のコーンウォールやデボンへ向けた初のインターシティエクスプレス用車両(Intercity Express Train)です。

日本の新幹線技術や、日立の鉄道車両製造パッケージ技術「A-train」が集積されたこの5両は、2018年の営業運転に向けて、今夏から試運転を実施。来年には、英国南西端の街、ペンザンスやエクセター、プリマスと、ロンドンのパディントンを高速で結びます。

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また、英国の日立グループ工場で製造されたクラス800シリーズなどは、すでに試運転を実施中。この秋から、ロンドンとレディング、バース、ブリストル、カーディフといったGWRのメインラインを結びます。

日立製のクラス800シリーズ、93両すべてが出そろうのは、2019年末です。