「当店は、新木場駅改良工事支障のため、6月15日をもちまして閉店させていただくこととなりました 湾岸そば新木場店 店長」

京葉線・りんかい線・有楽町線が接続する湾岸の駅、新木場。5月に開催されたMETROCKや、ageHaで行われるライブ、東京ビッグサイトでの催事、東京ディズニーリゾート、コミックマーケットなど、多くの人が行き交うこの駅から、そば店の灯がひとつ消えました。

新木場駅、JR京葉線ホーム直下にあった、湾岸そば新木場店。混雑する時間帯は、カウンターだけでは客があふれてしまうため、店舗向かいのホーム連絡エレベーターの横に、簡易テーブルを出して、湯気をゆらしていた店です。現在は、そのテーブルも片付けられ、シャッターを閉めて次の工事を待っています。

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東京2020へ向けた改良工事の一環

JR東日本は6月6日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた駅改良の工事計画について発表。

同社は、東京2020大会開催期間中、利用客が多く見込まれる競技会場周辺の駅や、ベイエリア競技会場・空港アクセス路線への主要乗換え駅で、改札口やコンコースの拡張、バリアフリー設備の拡充等の駅改良を進めています。

千駄ケ谷、信濃町、原宿についてはすでに工事着手。今回は、有楽町、新木場、新橋、浜松町駅についても具体的な計画がまとまりました。

新木場駅は、エレベーターを増設し、バリアフリー設備を拡充。ホームとコンコースの動線がスムーズになるよう、階段とエスカレーターを増設し、コンコース・改札口・トイレを拡張。今後見込まれる混雑の緩和を図ります。

鉄道チャンネルニュースでは、この東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた、鉄道現場の変化を継続して追っていきます。