【私鉄に乗ろう 16】由利高原鉄道 鳥海山ろく線 その5 矢島駅〜羽後本荘駅
羽後本荘まで戻ります
翌朝は旅館の方に駅まで送ってもらいました。朝の矢島駅。氷柱が凄い。7時半頃です。
昨日お世話になったまつ子さんの「まつこの部屋」はまだ開いていません。
ホームに出て駅名標を撮ります。
7:47発の羽後本荘行は、由利高原鉄道YR-3000形-3001気動車です。
矢島駅を出発すると鳥海山ろく線唯一のトンネルに入ります。乗客は筆者一人です。
車窓には子吉川。寒そうですね。
昨日見えた子吉川の堰、上り列車からは川面が見えました。
西滝沢駅でようやく乗客が乗ってきます。
久保田駅ホームにも乗客が待っていました。
前郷駅の駅舎です。
ここで列車交換します。
2000年(平成12年)と2003年(平成15年)に製造された由利高原鉄道YR-2000形気動車は、鳥海山ろく線として初めて冷房装置とトイレが設備されました。手前がパナソニック乾電池エボルタのラッピング。埼玉県立川越工業高校の生徒とパナソニックによる乾電池の走行記録がギネスブックに載りました。
通勤通学の時間帯なので2両編成です。後方は秋田出身の木版画家池田修三さんのラッピング。
白い荒野を切り裂いて、というのは歌の文句ですが、思わず口ずさんでしまいそうです。
子吉川を越えてゆきます。
黒沢駅、上りからは駅舎の正面が見えました。
羽越本線と並んで羽後本荘駅に近づきます。
矢島駅から40分ちょっとで羽後本荘駅に到着。8:27です。
由利高原鉄道鳥海山ろく線、車窓は冬景色でしたがとても暖かな雰囲気のローカル線でした。次回は緑溢れる季節に乗りたいと思います。
(写真・記事/住田至朗)