9月末、大規模改良工事がすすむ中央線・総武線 御茶ノ水駅。その4番のりばで東京行き快速電車を待っていたとき。すぐ脇を流れる神田川に設けられた仮設地盤の上で、電車運転士に旗を振る建設現場員は、20代と思しき女性だった。

電車の運転士や車掌、駅員の女性進出が拡大するなか、線路脇で活躍する建設現場スタッフにも女性の姿を多く見かけるようになった。

国土交通省は、2016年度予算事業のなかで、「もっと女性が活躍できる建設業」推進パッケージを起動し、女性活躍のための課題に重点的に即応した対策を推しすすめている。

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具体的には、「もっと女性が活躍できる建設業」地域協働推進事業の継続や、建設業・次世代女性リーダー育成の拡充、もっと女性が活躍できるモデル工事現場の拡充、女性活躍を応援する多業種横断プラットフォームの拡充など。

また、国交省は「官民による『もっと女性が活躍できる建設業行動計画』(昨年8月策定)を受け、建設業における女性活躍を5年以内に倍増させる」「業界全体で持続・浸透させ、取り組みを加速化するためには、地域ぐるみの活動のさらなる深化・定着の推進とともに、建設業の女性進出で大きな課題と指摘される分野への重点対応と、他産業の創意・活力の活用・取込みを通じた女性活躍の基盤固めが不可欠」とも提言している。