2018年度の完成を目指しています

2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災以来、JR東日本山田線の宮古駅〜釜石駅間は被災によって不通になっています。自治体との協議を経て2015年(平成27年)3月にJR東日本による復旧工事が始まりました。2018年度中(2019年3月まで)に復旧工事は完了予定で、既に報じられている様に、列車の運行は三陸鉄道に移管され、鉄道施設は三陸鉄道と沿線の市町に無償で譲渡されます。また被災を免れた全体の約8割(46km)についてもJR東日本は三陸鉄道の現行線並の高規格レールとPC枕木への交換を行う予定です。


東日本大震災以前に、三陸鉄道北リアス線の久慈駅からJR東日本山田線の宮古駅〜釜石駅を直通で運行し、さらに三陸鉄道南リアス線の盛駅まで一気に運行する列車に乗ったことがあります。今回の復旧が完成し山田線の宮古駅〜釜石駅間も三陸鉄道になれば、かつて乗ることのできた久慈発・盛行の直行列車にまた乗ることができるかもしれません。

もう一つ気になるのがJR東日本山田線に残る盛岡駅〜宮古駅間の路線名です。山田町は三陸鉄道に移管される宮古駅〜釜石駅間にあるので、盛岡駅〜宮古駅間を現行の山田線と呼称するのは些か不自然なことになってしまいます。JR東日本は”未定・白紙状態”と発表していますが、山田線という古い路線名が消えてしまうのも寂しい気がしますね。